カモ・アヒルがモチーフのポケモン【ゲームポケモン】

ポケモンには、実際の生き物がモチーフになっているものが数多くいます。

今回は、カモやアヒルがモチーフになっているポケモンを紹介します。

はじめに

一般的な説明としてはカモ(鴨)は野生に生息するカモ科の鳥の総称で、その一種にマガモ(真鴨)がいます。

アヒル(家鴨)はマガモを原種として品種改良されたカモのことです。また、カルガモもカモの一種で、クチバシの先端が黄色いのが特徴です。

この記事では、図鑑の説明や見た目などから、カモやアヒルがモチーフと考えられるポケモンを紹介します。

ポケモンの名前の由来については公式には明言されておらず、有力と思われる説を載せています。

 

カモ・アヒルがモチーフのポケモン

コダック

いつも 頭痛に 悩まされている。この 頭痛が 激しくなると 不思議な 力を 使いはじめる。(『赤・緑』の図鑑より)

『赤・緑』で初登場したコダック。アヒルがモチーフで、大きなクチバシと頭部の3本の毛が特徴です。

常に頭痛に悩まされているため頭を抱えており、頭痛がひどくなると超能力を発揮するようになります。

名前の由来は「子 + duck (ダック:英語でアヒル)」から。

 

ゴルダック

手のひらが 水かきに なっていて 泳ぐのが 得意。湖などで 優雅な 姿が 見かけられる。(『赤・緑』の図鑑より)

『赤・緑』で初登場したゴルダック。コダックがレベル33で進化します。

体が水色になり、手足が伸びて水かきが発達しました。泳ぎが得意なポケモンであり、そのスピードは全ポケモン中で一番と言われています。

名前の由来はおそらく「コールダック (アヒルを小型に品種改良した種)」から。

 

カモネギ

自分の 巣を 作るための 植物の 茎を 1本 いつも 持って 歩いている。(『赤・緑』の図鑑より)

『赤・緑』で初登場したカモネギ。カルガモがモチーフで、分類も「かるがもポケモン」です。

ネギに似た植物の茎を常に持ち歩いており、武器や非常食として使います。

名前の由来は「鴨が葱を背負って来る」ということわざから。

 

コアルヒー

潜水が 得意な とりポケモン。好物の みずゴケを 食べるため 水中を 泳ぎまわる。(『ブラック』の図鑑より)

『ブラック・ホワイト』で初登場したコアルヒー。飛ぶよりも泳ぐ方が得意で、水中に潜ってエサを探します。

童話の「みにくいアヒルの子」がモチーフと思われ、進化するとハクチョウのようになります。

名前の由来は「子アヒル」のアナグラム。

 

スワンナ

夜明けと ともに スワンナたちは 踊りはじめる。真ん中で 踊る スワンナが 群れの リーダー。(『ブラック』の図鑑より)

『ブラック・ホワイト』で初登場したスワンナ。コアルヒーがレベル35で進化します。

ハクチョウがモチーフのポケモンで、白色の体に黄色で長いクチバシが特徴です。

名前の由来は「swan(スワン:英語でハクチョウ) + プリマドンナ(オペラなどの主役の女性歌手)」から。

 

カモネギ(ガラル)

太く 長い ガラルの ネギを 使いこなす うちに 独自の 姿に 変化した カモネギ。(『シールド』の図鑑より)

『ソード・シールド』で初登場した、ガラルの姿のカモネギ。原種より大きなネギと、きりっとした眉毛のような模様が特徴です。

 

ネギガナイト

歴戦を 生き抜いた ものが この姿に 進化する。 ネギが 枯れるとき 戦場を 去る。(『ソード』の図鑑より)

『ソード・シールド』で初登場したネギガナイト。ガラルの姿のカモネギが、1回の戦闘で技を3回急所に当てると進化します。

カモネギ時代に持っていたネギの茎部分が剣または槍、葉の部分が盾のように変化しています。

名前の由来は「ネギ + Knight (ナイト：英語で騎士)」から。「ネギが無いと」という言葉もかかっていると思われます。

 

クワッス

昔 遠い 土地から やって来て 棲みついた。 羽から 分泌する ジェルは 水と 汚れを 弾く。(『スカーレット』の図鑑より)

『スカーレット・バイオレット』で初登場したクワッス。最初にもらえる3匹のうちの1匹で、カモがモチーフのポケモンです。

脚力が強く泳ぎが得意で、流れが強い川でも自在に泳ぎます。

名前の由来は「クワッ (鳴き声) + ワックス」から。

 

ウェルカモ

ひたすらに 浅瀬を 走り込んで 足腰を 鍛え 仲間同士で 足技の 華麗さを 競いあう。(『スカーレット』の図鑑より)

『スカーレット・バイオレット』で初登場したウェルカモ。クワッスがレベル16で進化します。

バレエダンサーのような立ち姿になり、翼も腕のように変化しました。

名前の由来は「swell (スウェル:英語で波のうねり)  + カモ」から。また、「well combed hair (ウェルコムドヘアー:英語でよくとかした髪)」も由来と思われます。

 

ウェーニバル

異国情緒 溢れる ダンスで 見るものを 魅了し 水でできた 飾り羽根を 振りまわし 切り裂く。(『バイオレット』の図鑑より)

『スカーレット・バイオレット』で初登場したウェーニバル。ウェルカモがレベル36で進化します。

人型に近い姿になっており特定の鳥がモチーフは考えにくいですが、英語名の Quaquaval の前半はポルトガル語でのアヒルの鳴き声 quá-quá から来ていると思われます。

名前の由来は「swell (スウェル:英語で波のうねり) +  カーニバル」から。