ポケモンを繰り出すたびにダメージを受ける技、ステルスロック。
今回は、スカーレット・バイオレットでの
ステルスロックの詳細と対策方法をまとめました。
ステルスロックについて
ステルスロックの概要
技データ
技 | ステルスロック |
分類 | 変化 |
タイプ | いわ |
PP | 20 |
命中 | – |
対象 | 相手の場 |
効果 | 相手は、交代時に最大HPの 1/8×いわタイプへの相性分の、 ダメージを受ける。 |
- ステルスロック状態では、ポケモンが場に出るたびに、最大HPの1/8×いわタイプへの相性分のダメージを受けます。(小数点以下は切り捨て)
- 抜群(4倍)には最大HPの1/2。
- 抜群(2倍)には最大HPの1/4。
- 半減(1/2)には最大HPの1/16。
- 半減(1/4)には最大HPの1/32。
- ターン経過によっては解除されません。
- 場に対しての技であり、「みがわり」や「まもる」で防げません。
入手方法
わざマシン116[ステルスロック]は、パルデア地方の5か所に落ちています。場所の詳細は別の記事で解説しています。
一度入手すると、わざマシンマシンで作成可能になります。作成には5000LP、「タンドンのせきたん」×3、「イワンコのいわ」×3が必要です。
効果の順番
ステルスロックのダメージは、場に出たときに発動する特性(いかく、ひでり等)よりも先に受けます。残りHPがわずかなポケモンを場に出すと、特性が発動する前にダメージを受けてひんしになります。
「いやしのねがい」による回復はターン終了時に行われ、回復後にステルスロックのダメージを受けます。
ステルスロックの使われ方
- HPを削られることで、「きあいのタスキ」や「がんじょう」を無効化されます。
- 最初のターンに使うことが多いですが、あえて最初は別の技を使い、隙を見て「ステルスロック」を使ってくる場合もあります。
- 特性「がんじょう」のポケモンが使う場合は、特性により一撃では倒れないため、「ステルスロック」を使うターンを確保できます。

- 交代を多用するパーティだと、その度にダメージを受けてしまいます。他の技や道具と組みあわせて交代を強いられることもあります。
- 「ほえる」や「ふきとばし」で強制的に交代
- 「あくび」で交代を促す(交代しなければ次ターンねむり状態になる)
- 持ち物「レッドカード」で、攻撃してきた相手を強制的に交代させる

ステルスロックの対策
ステルスロックの対策は、次の方法が考えられます。
- 相手からステルスロックを受けない
- 自分の場のステルスロックを解除する
- ステルスロックを受ける想定で戦略でカバー
以下で、具体的な方法を紹介します。
1.技を受けない
マジックミラー
相手から受ける変化技を跳ね返す特性で、「ステルスロック」を跳ね返すことができます。
ただし、すでに設置されているステルスロックは無効化できません。
特性マジックミラーのポケモンはエーフィ、ミブリム、テブリム、ブリムオンの4種類です。(いずれも隠れ特性)
注意点として、特性「かたやぶり」のポケモンが使う「ステルスロック」は、跳ね返すことができません。

ちょうはつ
「ちょうはつ」は、相手の変化技を封じる変化技です。
役立つ場面は「ステルスロック」をされる前に限りますが、多くのポケモンが覚え、変化技全般に有効なため、変化技が主体の相手には有効な対策です。
ふういん
「ふういん」は、自分が覚えている技を相手が使えなくする変化技です。自分が「ステルスロック」を覚えていれば、相手の「ステルスロック」を封じて自分だけが使うことができます。
「ふういん」と「ステルスロック」を両立できるのは、以下のポケモンです。
2.技を解除する
キラースピン
「キラースピン」は威力30の攻撃と同時に自身の場のステルスロックを解除でき、追加効果で相手をどく状態にします。また、どくびしやバインド状態、やどりぎのタネも解除できます。
ダブルバトルでは相手全体が対象です。
注意点としては、どくタイプの攻撃技であり、「まもる」やはがねタイプで無効にされると発動しません。
「キラースピン」はキラフロルの専用技です。
こうそくスピン
「こうそくスピン」は、威力50の攻撃と同時に自身の場のステルスロックを解除でき、自身の素早さを1段階上げる効果もあります。また、どくびしやバインド状態、やどりぎのタネも解除できます。
注意点としては、ノーマルタイプの攻撃技であり、「まもる」やゴーストタイプで無効にされると発動しません。
こうそくスピンを覚える最終進化のポケモンは次の通りです。
おかたづけ
「おかたづけ」は、お互いの場の「まきびし」「ステルスロック」「ねばねばネット」「どくびし」「みがわり」の効果を解除し、自分の攻撃と素早さが1段階ずつアップする変化技です。
ワッカネズミ、イッカネズミが「おかたづけ」を覚えます。
きりばらい
「きりばらい」は、相手の回避率を1段階下げ、相手の場の「リフレクター」「ひかりのかべ」「オーロラベール」、お互いの場の設置技、フィールドの状態を打ち消す変化技です。
自分が相手の場に設置したステルスロックも解除される点には注意です。
きりばらいを覚える最終進化のポケモンは次の通りです。
コートチェンジ
「コートチェンジ」は、お互いの場の状態を入れ替える変化技です。「リフレクター」や「おいかぜ」など、相手に有利な状態も入れ替えられます。
ただし自分が相手に放ったステルスロックなども入れ替えてしまうので、注意が必要です。
エースバーンの専用技です。
3.技を受けた上での対策
HP調整で対策
例えばリザードンやモスノウは、いわタイプが4倍弱点です。このため、ステルスロックで最大HPの1/2のダメージを受けてしまい、2回場に出ただけでひんしになってしまいます。
この計算は小数点以下は切り捨てのため、努力値を調整してHPを奇数にしておくことで、ステルスロックのダメージを2度受けても、HPが1残ることになります。
あつぞこブーツ
フィールドに設置された技の効果を受けない道具です。HPが減ると特性が発動しなくなるファイアローにとっては、かなり恩恵を受けられます。
ステルスロックのダメージを受けませんが、解除できるわけではありません。
こだわりトリック
「こだわりスカーフ」「こだわりメガネ」「こだわりハチマキ」は、持たせると1つの技しか使えなくなります。
先制で「トリック」を使い、相手が「ステルスロック」を使った場合、次のターン以降、相手は「ステルスロック」しか選択できなくなります。
その他、プレイングで対策
- 相手が「ステルスロック」を使う前に一度の攻撃で倒すことができれば、問題ありません。連続技であれば、きあいのタスキや特性「がんじょう」相手でも倒すことができます。
- 相手が「ステルスロック」を使うターン、自分は別の行動ができます。ほぼ確実にステルスロックと予想できるなら、積み技やみがわりなどを使ったり、交代するチャンスとも言えます。
- ステルスロックでHPが半分削られるポケモン(モスノウ、ウルガモスなど)のHPを偶数に調整して、オボンのみを持たせておくと、場に出してHPが減った後にきのみで回復でき、疑似的にダメージを減らすことができます。
ステルスロックを覚えるポケモン
『スカーレット・バイオレット』で、「ステルスロック」を覚えるポケモンは次の通りです。
最終進化 (50音順)
進化しない (50音順)
中間進化 (50音順)
進化前 (50音順)
素早さ順
ステルスロックを使うポケモンを素早さ種族値順に並べると、次のようになります。