対戦の要素に、命中率や回避率というものがあります。回避率を上げることで相手の攻撃を技を受けない可能性が高くなりますが、?
今回は、技が命中する確率について解説します。
技が命中する確率
技が命中する確率は、①技の命中×②ランク補正×③持ち物や特性による効果×④じゅうりょくによる効果で計算されます。
(厳密には少し異なりますが、ざっくりとした認識ならこれでよいと思います)
①技の命中
技の説明に書かれている数字です。例えば、かえんほうしゃなら100、だいもんじなら85というようになっています。
他の影響がなければ、この数字がそのまま、技が命中する確率と言えます。
②ランク補正
技を使う側の命中率ランクと、技を受ける側の回避率ランクの差から計算される倍率です。
回避率ランクの方が大きいと、技が命中する確率が低くなります。
(技を使う側の 命中率ランク)- (技を受ける側の 回避率ランク) |
-6 | -5 | -4 | -3 | -2 | -1 | 0 | +1 | +2 | +3 | +4 | +5 | +6 |
倍率 | 3/9 | 3/8 | 3/7 | 3/6 | 3/5 | 3/4 | 3/3 | 4/3 | 5/3 | 6/3 | 7/3 | 8/3 | 9/3 |
③-1 持ち物による効果
持ち物にも、技の命中を上下する効果のあるものがあります。これらは命中率ランクや回避率ランクとは別に、それぞれで固有の倍率を持っています。
こうかくレンズ
使用する技の命中率を1.1倍にします。
フォーカスレンズ
後攻時に、使用する技の命中率を1.2倍にします。
ひかりのこな
受ける技の命中率を0.9倍にします。
のんきのおこう
受ける技の命中率を0.9倍にします。
③-2 特性による効果
特性にも、技の命中を上下する効果のあるものがあります。これらも、持ち物による効果と同様に、固有の倍率があります。
ふくがん
使用する技の命中率を1.3倍にします。
しょうりのほし
味方が使用する技の命中率を1.1倍にします。
はりきり
使用する物理技の命中率を0.8倍にして、威力を1.5倍にします。
ちどりあし
自身がこんらん状態のとき、受ける技の命中率を0.5倍にします。
④ じゅうりょくによる効果
場がじゅうりょく状態のとき、お互いの使用する技の命中率が1.67倍になります。
命中率・回避率に依存しない技
必中技
つばめがえしなどの必中技は、命中率・回避率の上下とは無関係に当たります。技の命中の欄に、-(ハイフン)が書かれている技は必中技です。
一撃技
じわれなどの一撃必殺の技は、命中率・回避率の上下に影響されません。
技の命中30という数字のみで計算されるため、常に30%の確率となります。
ダイマックス技
ダイマックス技は命中率・回避率にかかわらず命中します。
おまけ 回避率の最大値
回避率を最大まで上げると、何%で技を避けるようになるのでしょうか。計算してみたいと思います。
回避率を上げる方法
技(かげぶんしん・ちいさくなる)
自身の回避率ランクを上げる技です。かげぶんしんは1段階、ちいさくなるは2段階アップします。回避率ランクは最大で6段階まで上げることができ。そのときの倍率は0.33倍です。
持ち物(のんきのおこう・ひかりのこな)
ポケモンに持たせると、受ける技の命中率が0.9倍されます。
特性(すながくれ・ゆきがくれ)
すながくれは天気が砂嵐のとき、ゆきがくれは天気があられのときに、受ける技の命中率が0.8倍されます。
※ちどりあしは倍率が0.5倍ですが、自身がこんらんの時しか効果が無く、実戦的ではないため、この考察では除外します。
回避率の計算
ちいさくなるを3回使って回避率ランクを6段階上げたフワライドが、ひかりのこなを持った特性すながくれのガブリアスにバトンタッチして、ガブリアスがすなあらしを使ったとします。
命中100の技を受けると仮定したとき、技が命中する確率は、
100×0.33×0.9×0.8=23.76
つまり、相手の技の命中率は約24%=自身の回避率は約76%となります。
4回に3回は技を避けると思うと、かなり強そうですね。