ポケモン対戦での戦術の1つに、「バトンタッチ」を利用したものがあります。
今回は、バトンタッチで引き継ぐ効果やバトン戦術・対策について紹介します。
バトンタッチについて
バトンタッチの概要
技 | バトンタッチ |
分類 | 変化 |
タイプ | ノーマル |
PP | 40 |
命中 | ー |
対象 | 自分 |
効果 | 他の味方のポケモンと交代し、 かかっていた補助効果を引き継ぐ。 |
「バトンタッチ」を使うと、能力ランク変化やみがわりを引き継いで、味方のポケモンと交代ができます。回避率や急所ランクも引き継いで交代します。
バトンタッチで引き継ぐ効果
能力変化のほかに「バトンタッチ」で引き継ぐ効果は、以下のものがあります。
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こんらん状態やのろい・ほろびのうた・やどりぎのタネは「バトンタッチ」で引き継いでしまうことは覚えておきたいですね。
バトンタッチで引き継がない効果
状態異常や、上記以外の効果は「バトンタッチ」では引き継ぎません。
「あくび」によるねむけ状態も「バトンタッチ」では引き継がれません。
バトンタッチを覚えるポケモン
『スカーレット・バイオレット』で「バトンタッチ」を使える最終進化ポケモンは、以下の通りです。
ピクシー キュウコン キュウコン (アローラ) プクリン モルフォン ニョロボン スリーパー シャワーズ サンダース ブースター サンダー ミュウ オオタチ アリアドス ワタッコ エーフィ ブラッキー ハッサム デリバード アメモース チャーレム バルビート イルミーゼ ザングース チリーン ジラーチ コロトック フローゼル エテボース フワライド ドクロッグ マニューラ リーフィア グレイシア ユクシー エムリット アグノム フィオネ マナフィ シェイミ |
ハハコモリ メブキジカ ママンボウ コジョンド メロエッタ フラージェス ニンフィア ルチャブル ディアンシー ジュナイパー ジュナイパー (ヒスイ) クワガノン オドリドリ アブリボン ナゲツケサル マギアナ エースバーン インテレオン ポットデス ブリムオン ニャイキング イエッサン♀ モルペコ ドラパルト バドレックス バドレックス[白馬] バドレックス[黒馬] バサギリ ウェーニバル パーモット イッカネズミ バウッツェル タギングル クエスパトラ シャリタツ リキキリン ノココッチ サケブシッポ マシマシラ |
バトンタッチを使った戦術
加速バトン
クエスパトラは、特性「かそく」により毎ターン素早さが1段階アップします。
「まもる」と「みがわり」で数ターン耐えた後にバトンタッチすることで、素早さ上昇分を引き継ぐ戦術です。
クエスパトラは「アシストパワー」で攻撃することもできるので、バトンタッチせずに自身が攻撃する場合もあります。
からやぶバトン
「からをやぶる」は、自身の攻撃・特攻・素早さが2段階アップし、防御・特防が1段階ダウンする技です。
上がった能力を味方に引き継ぐすることで、後続のポケモンを強化することができます。
「からをやぶる」と「バトンタッチ」を両立できるのはポットデスのみで、攻撃を耐える「きあいのタスキ」や下がった能力を戻す「しろいハーブ」を持っている場合が多いです。
ほたるびバトン
「ほたるび」は、自身の特攻が3段階アップする技です。
バルビートとマナフィが「ほたるび」と「バトンタッチ」を両立でき、特にバルビートは特性「いたずらごころ」により変化技を先制で使えるため、先制「バトンタッチ」が可能です。
コットンバトン
「コットンガード」は、自身の防御が3段階上がる技です。
ワタッコ系統が「コットンガード」と「バトンタッチ」を両立でき、「つるぎのまい」で攻撃を上げることも可能です。
ちょうまいバトン
「ちょうのまい」は、自身の特攻・特防・素早さが1段階アップする技です。
モルフォン、アメモース、オドリドリ、アブリボンが「ちょうのまい」と「バトンタッチ」を両立できます。
きあいだめバトン
フワライドやブラッキーは、急所ランクを2段階上げる技「きあいだめ」を覚えます。
この状態で「ピントレンズ」を持った味方にバトンすれば、攻撃が100%急所に当たるようになります。
バトンタッチ対策
強制交代技
「ほえる」「ふきとばし」「ともえなげ」「ドラゴンテール」といった技で相手を強制的に交代させれば、バトンタッチで引き継いだ効果はすべてリセットされます。
能力変化を無視
てんねん
「てんねん」は、相手の能力変化を無視する特性です。
この特性のポケモン:ラウドボーン、ヘイラッシャなど
クリアスモッグ、くろいきり
「クリアスモッグ」や「くろいきり」といった技を使うと、能力ランクの変化がリセットされます。