ポケモンの技の中には、相手を逃げられなくするものがあります。
今回は、にげられない状態にする方法と対策について紹介します。
にげられない状態とは
にげられない状態では、ポケモンを交代させることができません。
ターンが経過しても解除されることはなく、技を使った相手が交代するかひんしになるまで続きます。
同様に交代ができなくなるものにバインド状態がありますが、こちらは一定ターンが経過すると解除されます。
にげられない状態にする技
『スカーレット・バイオレット』で、にげられない状態になる効果がある技は以下の通りです。
※類は分類。物は物理技、変は変化技を表します。
技名 【タイプ】 | 威力 | 類 | その他の効果 |
命中 | PP | ||
かげぬい 【ゴースト】 | 80 | 物 | – |
100 | 10 | ||
くらいつく 【あく】 | 80 | 物 | 自分と相手のどちらかが ひんしになるまで、 どちらも交代できなくなる。 |
100 | 10 | ||
くろいまなざし 【ノーマル】 | – | 変 | – |
– | 5 | ||
とおせんぼう 【ノーマル】 | – | 変 | – |
– | 5 | ||
はいすいのじん 【かくとう】 | – | 変 | 自分の全ての能力ランクが 1段階ずつ上がり、自分が にげられない状態になる。 2回目からは失敗する。 |
– | 5 | ||
フェアリーロック 【フェアリー】 | – | 変 | 次のターン終了時まで、 ゴーストタイプ以外の 全てのポケモンは にげられない状態になる。 |
– | 10 |
にげられない状態にする特性
かげふみ
「かげふみ」は、相手をにげられない状態にする特性です。ただし「かげふみ」同士の場合は、お互いに効果が無効になります。
『スカーレット・バイオレット』では、ゴチルゼル系統がこの特性を持っています。
「ほろびのうた」を使ってからこれらのポケモンに交代することで、相手を交代させずに倒す戦法や、ゴチルアントと呼ばれるハメ技のような戦法が存在します。
ゴチルアントとは?
アイアントの隠れ特性で、2ターンに1度しか行動できない特性「なまけ」を利用します。
1ターン目:相手を自分と同じ特性にする技「なかまづくり」で、相手を「なまけ」にします。その後アイアントは「だっしゅつボタン」などで場を離れ、特性「かげふみ」のゴチルゼルに交代します。
2ターン目:相手は特性なまけが発動して行動できず、その隙にゴチルゼルは積み技で能力をアップします。相手はかげふみにより交代できません。
3ターン目:相手の攻撃をまもるで防ぎます。
以降、なまけに合わせて積み技を使い、相手が行動するターンはまもるという動きを繰り返し、十分能力が上がったら攻撃するという戦法です。
ゴチルゼル+アイアントで「ゴチルアント」というわけです。
ゴチルアント対策
ゴーストタイプであれば、かげふみが無効です。また、「じばく」や「バトンタッチ」などの退場技があればループから抜け出すことが可能です。
ありじごく
地面にいる相手のポケモンは、交代することができなくなります。
「かげふみ」同士の場合はお互いに交換ができますが、「ありじごく」同士の場合だとお互いに交換ができません。
この特性のポケモン:ダグトリオ
じりょく
相手のはがねタイプのポケモンは、交代することができなくなります。
「じりょく」同士の場合だとお互いに交換ができません。
この特性のポケモン:ジバコイル
にげられない状態を防ぐ方法
あらかじめみがわり状態になっていれば、相手の技によってにげられない状態になることを防ぐことができます。
にげられない状態の解除方法
使用者を倒す・交代させる
にげられない状態にする技を使った相手を倒すか、相手を交代させれば、にげられない状態は解除されます。
交代技を使う
「とんぼがえり」や「バトンタッチ」「すてゼリフ」などの技なら、にげられない状態でも交代することができます。
「バトンタッチ」では、交代先に逃げられない状態は引き継がれません。
ゴーストタイプ
ゴーストタイプのポケモンには「くろいまなざし」は効かず、にげられない状態でも交代することができます。
きれいなぬけがら
「きれいなぬけがら」を持っていれば、にげられない状態でも交代することができます。
カラフシティのデリバードポーチで20000円で購入できます。
だっしゅつパック
「だっしゅつパック」は、自身の能力が下がった時に発動して味方と交代する持ち物です。「りゅうせいぐん」など、使用後に能力が下がる技を使えば能動的に効果を発動できます。
似た効果の持ち物に「だっしゅつボタン」があります。これは相手から攻撃を受けると発動し、味方と交代する持ち物です。