ゲーム『ポケットモンスター』シリーズでは、毎作品に伝説のポケモンが登場します。
この記事では、歴代のゲームシリーズでの伝説ポケモンを紹介します。
伝説ポケモンの概要
ゲーム内で1匹だけ入手でき、ストーリー中で重要な立ち位置にあったり、とても強力で珍しいポケモンとして語られるポケモンを伝説ポケモンと呼びます。
この中で、対人戦の公式ルールで使用が制限される伝説ポケモンを禁止級伝説、使用が制限されないポケモンは準伝説と呼び、区別します。(公式用語ではありません)
この記事では禁止級伝説について紹介し、準伝説ポケモンについては別の記事で紹介しています。
これまでに登場した禁止級伝説は以下の通りです。名前から選んでジャンプすることもできます。
第1世代 | ミュウツー | ー | ー |
第2世代 | ホウオウ | ルギア | ー |
第3世代 | グラードン | カイオーガ | レックウザ |
第4世代 | ディアルガ | パルキア | ギラティナ |
第5世代 | レシラム | ゼクロム | キュレム |
第6世代 | ゼルネアス | イベルタル | ジガルデ |
第7世代 | ソルガレオ | ルナアーラ | ネクロズマ |
第8世代 [ガラル] |
ザシアン | ザマゼンタ | ムゲンダイナ |
バドレックス | ー | ー | |
第8世代 [ヒスイ] |
ディアルガ | パルキア | ギラティナ |
※アルセウス | ー | ー | |
第9世代 |
コライドン | ミライドン | テラパゴス |
※アルセウスは他のシリーズではストーリー中に登場しないため幻のポケモンとして扱われますが、ゲームのタイトルになっているポケモンであるため、ここで紹介します。
ミュウやセレビィなどの幻のポケモンについては、別の記事で紹介しています。
第1世代 [カントー]
ミュウツー
『赤・緑・青・ピカチュウ』では、ストーリークリア後に「ハナダのどうくつ」でミュウツーが登場します。
また、『X・Y』、『オメガルビー・アルファサファイア』、『サン・ムーン』、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では戦闘中にメガシンカすることができ、2種類に姿が変化します。
種族値は以下の通りです。種族値とは?
第2世代 [ジョウト]
『金・銀・クリスタル』では、ホウオウ、ルギアが登場します。ホウオウは『金』のパッケージ、ルギアは『銀』のパッケージを飾っています。
ちなみに『クリスタル』のパッケージはスイクンです。
ホウオウ
『金』ではストーリー中にレベル40で、『銀』ではクリア後にレベル70で「スズのとう」に出現します。どちらも、「にじいろのはね」という道具が必要になります。
『クリスタル』ではライコウ、エンテイ、スイクンを捕獲すると、「スズのとう」にレベル60で出現します。
ホウオウの能力と種族値は次の通りです。
ルギア
『金』ではクリア後にレベル70で、『銀』ではストーリー中にレベル40で、『クリスタル』ではクリア後に、「うずまきじま」に出現します。
いずれも、「ぎんいろのはね」という道具が必要になります。
ルギアの能力と種族値は次の通りです。
第3世代 [ホウエン]
『ルビー・サファイア・エメラルド』では、グラードン、カイオーガ、レックウザが登場します。
グラードンは『ルビー』のパッケージ、カイオーガは『サファイア』、レックウザは『エメラルド』のパッケージを飾っています。
グラードン
『ルビー』ではストーリー中にグラードンと戦う場面があり、捕獲することができます。
リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』では戦闘中にゲンシカイキが可能であり、ゲンシグラードンになることで能力や特性が強化されます。
種族値は以下の通りです。
カイオーガ
『サファイア』ではストーリー中にカイオーガと戦う場面があり、捕獲することができます。
リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』では戦闘中にゲンシカイキが可能であり、ゲンシカイオーガになることで能力や特性が強化されます。
種族値は以下の通りです。
レックウザ
『ルビー・サファイア』では、ストーリークリア後に「そらのはしら」でレックウザが出現します。
『エメラルド』では、ストーリー中(カイオーガとグラードンの戦いを止めたあと)から、捕獲に挑戦できます。
リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』では戦闘中にメガシンカが可能になりました。レックウザはメガストーン無しでメガシンカができ、持ち物を自由に持つことができます。
種族値は以下の通りです。
第4世代 [シンオウ]
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、ディアルガ、パルキア、ギラティナが登場します。
ディアルガは『ダイヤモンド』のパッケージ、パルキアは『パール』、ギラティナは『プラチナ』のパッケージを飾っています。
ディアルガ
『ダイヤモンド』ではストーリー中にディアルガと戦う場面があり、捕獲することができます。リメイク版の『ブリリアントダイヤモンド』でも同様に、ストーリー中で捕獲可能です。
ディアルガの能力と種族値は次の通りです。
パルキア
『パール』ではストーリー中にパルキアと戦う場面があり、捕獲することができます。リメイク版の『シャイニングパール』でも同様に、ストーリー中で捕獲可能です。
パルキアの能力と種族値は次の通りです。
ギラティナ
『ダイヤモンド・パール』ではストーリークリア後に戻りの洞窟でアナザーフォルムのギラティナが出現します。『プラチナ』では、「やぶれたせかい」でオリジンフォルムのギラティナが出現します。
リメイク版の『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では「もどりのどうくつ」で捕獲可能であり、その後ハマナスパークでギラティナを倒すことで、「はっきんだま」が入手できます。
「はっきんだま」をギラティナに持たせると、アナザーフォルムからオリジンフォルムに変化します。
種族値は以下の通りです。
第5世代 [イッシュ]
『ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』では、レシラム、ゼクロム、キュレムが登場します。
レシラムは『ブラック』のパッケージ、ゼクロムは『ホワイト』のパッケージを飾っています。
『ブラック2』ではブラックキュレム、『ホワイト2』ではホワイトキュレムがパッケージを飾っています。
レシラム
『ブラック』ではストーリー中にレシラムと戦う場面があり、捕獲することができます。
また、『ホワイト2』では、ストーリークリア後に「リュウラセンのとう」の最上階でレシラムが出現します。
レシラムの能力と種族値は次の通りです。
ゼクロム
『ホワイト』ではストーリー中にゼクロムと戦う場面があり、捕獲することができます。
また、『ブラック2』では、ストーリークリア後に「リュウラセンのとう」の最上階でゼクロムが出現します。
ゼクロムの能力と種族値は次の通りです。
キュレム
『ブラック・ホワイト』ではストーリークリア後に「ジャイアントホール」でキュレムが出現します。
『ブラック2・ホワイト2』ではストーリークリア後、レシラムまたはゼクロムを捕獲後に、ジャイアントホールで出現します。ここで「いでんしのくさび」も入手できます。
「いでんしのくさび」を手持ちのキュレムに使うことで、手持ちのレシラムと合体してホワイトキュレムにするか、手持ちのゼクロムと合体してブラックキュレムにすることができます。
ホワイトキュレム、ブラックキュレムに「いでんしのくさび」を使うと元の2体に分離します。
種族値は以下の通りです。
第6世代 [カロス]
『X・Y』では、ゼルネアス、イベルタル、ジガルデが登場します。
ゼルネアスは『X』のパッケージ、イベルタルは『Y』のパッケージを飾っています。
ゼルネアス
『X』で、ストーリー中に「フレア団秘密基地(フレアだんひみつきち)」でゼルネアスと戦い、入手することになります。
ゼルネアスの能力と種族値は次の通りです。
イベルタル
『Y』で、ストーリー中に「フレア団秘密基地(フレアだんひみつきち)」でイベルタルと戦い、入手することになります。
イベルタルの能力と種族値は次の通りです。
ジガルデ
『X・Y』でストーリークリア後に「終の洞窟(ついのどうくつ)」でジガルデが出現し、捕獲が可能です。
第7世代の『サン・ムーン』では、『X・Y』で登場した姿は50%フォルムであると判明し、10%フォルムやパーフェクトフォルムといった別の姿が追加されました。
特性「スワームチェンジ」のジガルデが戦闘中にHPが最大の半分以下になると、パーフェクトフォルムに変化します。
第7世代では、ジガルデ・セルとジガルデ・コアを全て集めて作った個体だけが特性スワームチェンジを持ち、「ジガルデキューブ」によってフォルム(50%/10%)を切り替えることができます。
第8世代では、「ジガルデキューブ」によって無条件に特性(オーラブレイク/スワームチェンジ)やフォルム(50%/10%)を切り替えることができます。
種族値は以下の通りです。
第7世代 [アローラ]
『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』では、コスモッグ、コスモウム、ソルガレオ、ルナアーラ、ネクロズマが登場します。
ソルガレオは『サン』のパッケージ、ルナアーラは『ムーン』のパッケージを飾っています。
『ウルトラサン』ではネクロズマ[たそがれのたてがみ]、『ウルトラムーン』ではネクロズマ[あかつきのつばさ]がパッケージを飾っています。
ソルガレオ、ルナアーラは進化前が存在する初めての伝説ポケモンです。
ソルガレオ
『サン』では、ストーリー中に「日輪の祭壇(にちりんのさいだん)」でソルガレオと対戦、捕獲が可能です。
『ウルトラサン』では、ストーリーのウルトラネクロズマ戦後から、マハロ山道でソルガレオが入手可能になります。
『サン』『ウルトラサン』のどちらも、ストーリークリア後に、夜に「日輪の祭壇」で異空間から日輪の湖に向かうと、コスモッグを入手できます。
コスモッグがレベル43でコスモウムに進化します。『サン』『ウルトラサン』では、朝・昼・夕方にLv.53以上にレベルアップでコスモウムからソルガレオに進化します。
種族値は以下の通りです。
ルナアーラ
『ムーン』では、ストーリー中に「月輪の祭壇(がちりんのさいだん)」でルナアーラと対戦、捕獲が可能です。
『ウルトラムーン』では、ストーリーのウルトラネクロズマ戦後から、「マハロ山道」でルナアーラが入手可能になります。
『ムーン』『ウルトラムーン』のどちらも、ストーリークリア後に、昼に「月輪の祭壇」で異空間から月輪の湖に向かうと、コスモッグを入手できます。
コスモッグがレベル43でコスモウムに進化します。『ムーン』『ウルトラムーン』では、夜にLv.53以上にレベルアップでコスモウムからルナアーラに進化します。
種族値は以下の通りです。
ネクロズマ
『サン・ムーン』では、ウルトラビーストのイベント終了後に「テンカラットヒル」最奥の草むらに出現します。
『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、すべての試練をクリアした後から「ラナキラマウンテン」で捕獲が可能です。捕獲すると、「ネクロプラスソル」「ネクロプラスルナ」「ウルトラネクロZ」という道具も入手できます。
「ネクロプラスソル」を使うと、手持ちのネクロズマとソルガレオが合体してネクロズマ[たそがれのたてがみ]に変化します。日食ネクロズマとも呼ばれます。
「ネクロプラスルナ」を使うと、手持ちのネクロズマとルナアーラが合体してネクロズマ[あかつきのつばさ]に変化します。月食ネクロズマとも呼ばれます。
それぞれにもう一度同じ道具を使うと、元の2体に分離します。
また、日食ネクロズマ、月食ネクロズマに「ウルトラネクロZ」を持たせることで、戦闘中にウルトラネクロズマに変化することができます。
種族値は以下の通りです。
第8世代 [ガラル]
『ソード・シールド』では、ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナが登場します。
さらに、『エキスパンションパス 冠の雪原』ではバドレックスが登場します。
ザシアン
『ソード』では、ストーリークリア後にさらにシナリオを進めると、「エネルギープラント」でザシアンを捕獲することになります。ザシアンは「くちたけん」を持っています。
通常のザシアンは歴戦の勇者(れきせんのゆうしゃ)という姿であり、「くちたけん」を持つと剣の王(けんのおう)の姿に変化します。
特性「ふとうのけん」は、場に出たときに自身の攻撃ランクが1段階上がる効果です。
種族値は以下の通りです。
『スカーレット・バイオレット』では攻撃種族値が下方修正され、特性「ふとうのけん」は「1度の戦闘で場に出たときに1回だけ発動」に変更されています。
ザマゼンタ
『シールド』では、ストーリークリア後にさらにシナリオを進めると、「エネルギープラント」でザマゼンタを捕獲することになります。ザマゼンタは「くちたたて」を持っています。
通常のザマゼンタは歴戦の勇者(れきせんのゆうしゃ)という姿であり、「くちたたて」を持つと盾の王(たてのおう)の姿に変化します。
特性「ふくつのたて」は、場に出たときに自身の防御ランクが1段階上がる効果です。
種族値は以下の通りです。
『スカーレット・バイオレット』では、通常時の攻撃種族値と[たてのおう]時の攻撃・防御・特防種族値が下方修正され、特性「ふくつのたて」は「1度の戦闘で場に出たときに1回だけ発動」に変更されています。
ムゲンダイナ
『ソード・シールド』で、ストーリー中に「ナックルシティ」でムゲンダイナを捕獲することになります。
ストーリー中の敵としての戦闘時にはムゲンダイマックスという姿に変化しますが、捕獲して自分の手持ちとなってからは、フォルムチェンジすることはできません。
ムゲンダイナの能力と種族値は次の通りです。
バドレックス
『冠の雪原』で、「豊穣の王伝説」を進めるとストーリー終盤でバドレックスが入手可能です。このストーリー中に、「キズナのタヅナ」という道具も入手できます。
「キズナのタヅナ」を使うことで、手持ちのバドレックスとブリザポスが合体してバドレックス[はくばじょうのすがた]に変化します。白馬バドレックスとも呼ばれます。
「キズナのタヅナ」を使うことで、手持ちのバドレックスとレイスポスが合体してバドレックス[こくばじょうのすがた]に変化します。黒馬バドレックスとも呼ばれます。
それぞれにもう一度同じ道具を使うと、元の2体に分離します。ブリザポスとレイスポスは、冠の雪原でどちらか1体だけが入手可能です。
種族値は以下の通りです。
第8世代 [ヒスイ]
『レジェンズアルセウス』では、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、アルセウスが登場します。
アルセウスは他のシリーズではストーリー中に登場することはないため、幻のポケモンと呼ぶべきかもしれませんが、ゲームのタイトルになっているポケモンであるため、ここで紹介します。
ディアルガ
『レジェンズアルセウス』では、ストーリー終盤でディアルガを捕獲することになります。
「だいこんごうだま」を使うことでオリジンフォルムに変化します。もう一度使うと元の姿に戻ります。
※レジェンズアルセウスでは、ポケモンに特性はありません。
種族値は以下の通りです。
パルキア
『レジェンズアルセウス』では、ストーリー終盤でパルキアを捕獲することになります。
「だいしらたま」を使うことでオリジンフォルムに変化します。もう一度使うと元の姿に戻ります。
種族値は以下の通りです。
ギラティナ
『レジェンズアルセウス』では、メイン任務26クリア後のサブ任務で、ギラティナを捕獲することになります。
「はっきんだま」をギラティナに持たせると、アナザーフォルムからオリジンフォルムに変化します。
種族値は以下の通りです。
アルセウス
『レジェンズアルセウス』では、すべてのポケモンを捕獲することで、アルセウスが捕獲できるようになります。
他のシリーズではストーリー中に登場することはないため幻のポケモンとして扱われますが、ゲームのタイトルになっているポケモンであるため、ここで紹介します。
アルセウスに各種のプレートを使うことで、プレートに対応したタイプに変化します。また、レジェンドプレートを使うと、アルセウスが「さばきのつぶて」を使った時に、相手の弱点を突けるタイプに自動で変化します。
アルセウスの能力と種族値は次の通りです。
第9世代 [パルデア]
『スカーレット・バイオレット』ではコライドン、ミライドンが登場します。
さらに、追加コンテンツ『ゼロの秘宝』ではテラパゴスが登場します。
コライドン
コライドンは『スカーレット』で出会うことができる、伝説のポケモンです。背中に乗って移動することができ、地形によってその姿が変わります。
特性「ひひいろのこどう」は、登場時に場を「にほんばれ」にし、「にほんばれ」状態では攻撃が4/3倍になる効果です。
コライドンの能力と種族値は次の通りです。
陸地や崖を移動するときは[しっそうけいたい]、
水上を移動するときは[ゆうえいけいたい]、
山や建物の上から滑空するときは[かっくうけいたい]
に変化します。
かんぜんけいたい | |
しっそうけいたい | |
ゆうえいけいたい | |
かっくうけいたい |
ミライドン
ミライドンは『バイオレット』で出会うことができる、伝説のポケモンです。背中に乗って移動することができ、地形によってその姿が変わります。
特性「ハドロンエンジン」は、登場時に場を「エレキフィールド」にし、「エレキフィールド」状態では特攻が4/3倍になる効果です。
ミライドンの能力と種族値は次の通りです。
陸地や崖を移動するときは[ドライブモード]、
水上を移動するときは[フロートモード]、
山や建物の上から滑空するときは[グライドモード]
に変化します。
コンプリートモード | |
ドライブモード | |
フロートモード | |
グライドモード |
テラパゴス
追加コンテンツ『ゼロの秘宝』の『後編・藍の円盤』では、ゼロの大空洞の最奥でテラパゴスが登場します。
ストーリー中で戦うことになり、撃破後に確定で捕獲することができます。
戦闘時以外は[ノーマルフォルム]ですが、戦闘で場に出ると[テラスタルフォルム]になり、テラスタルすると[ステラフォルム]に変化します。
種族値は以下の通りです。