ポケモンと言えばピカチュウですが、『ポケットモンスター』シリーズには、ピカチュウとよく似たポケモンが何種類か存在します。
今回は、歴代シリーズに登場した、ピカチュウに似ているポケモンを紹介します。
ピカチュウに似たポケモン
概要
ポケモンシリーズには、ほっぺに「電気袋」と呼ばれる電気を溜める器官を持つでんきタイプのポケモンが毎作品で登場しています。
タイトルでは「歴代でんきねずみ」としていますが、ねずみ以外をモチーフにしているものも多いため、どちらかと言えば「電気袋を持つポケモン」という方がくくりとしては正しいです。
また、世界共通で同じ読み方をするという共通点もあります。(パモ系統以外)
ピカチュウ系統
初代(赤・緑)に登場した「ねずみポケモン」のピカチュウとライチュウ。第2世代(金・銀)では、ピカチュウの進化前、「こねずみポケモン」ピチューが登場しました。
名前 | ピチュー | |
英語名 | Pichu | |
分類 | こねずみポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | せいでんき (隠)ひらいしん |
ピチューのなかよし度が高い状態でレベルアップすると、ピカチュウに進化します。
名前 | ピカチュウ | |
英語名 | Pikachu | |
分類 | ねずみポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | せいでんき (隠)ひらいしん |
オスとメスで尻尾の形が違い、メスは尻尾の先が割れてハート形のようになっています。
ピカチュウに「かみなりのいし」を使うと、ライチュウに進化します。
名前 | ライチュウ | |
英語名 | Raichu | |
分類 | ねずみポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | せいでんき (隠)ひらいしん |
ライチュウもピカチュウと同じく、尻尾の先の形が違います。オスは先がとがっていますが、メスは先端のとがりがありません。
『サン・ムーン』や『ウルトラサン・ウルトラムーン』で、ピカチュウに「かみなりのいし」を使うと、アローラの姿のライチュウに進化します。
名前 | ライチュウ | |
英語名 | Raichu | |
分類 | ねずみポケモン | |
タイプ | でんき/エスパー | |
特性 | サーフテール |
プラスル、マイナン
第3世代(ルビー・サファイア)では、「おうえんポケモン」のプラスルとマイナンが登場。長い耳から、ウサギがモチーフと思われます。
見た目や名前が対になっているポケモンですが、プラスルのタマゴからはプラスルが生まれ、マイナンのタマゴからはマイナンが生まれる、完全に別種のポケモンです。
名前 | プラスル | |
英語名 | Plusle | |
分類 | おうえんポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | プラス (隠)ひらいしん |
名前 | マイナン | |
英語名 | Minun | |
分類 | おうえんポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | マイナス (隠)ちくでん |
パチリス
第4世代(ダイヤモンド・パール)では、「でんきりすポケモン」のパチリスが登場しました。体よりも大きな尻尾が特徴的な、リスがモチーフのポケモンです。
名前 | パチリス | |
英語名 | Pachirisu | |
分類 | でんきりすポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | にげあし ものひろい (隠)ちくでん |
パチリスはオスとメスで頭の縞の長さが違います。オスは額のところまで縞がありますが、メスは額の上の部分までしか縞がありません。
エモンガ
第5世代(ブラック・ホワイト)では「モモンガポケモン」のエモンガが登場。腕から体にかけて膜があり、腕を広げることで空を飛ぶことができます。
名前 | エモンガ | |
英語名 | Emolga | |
分類 | モモンガポケモン | |
タイプ | でんき/ひこう | |
特性 | せいでんき (隠)でんきエンジン |
デデンネ
第6世代(X・Y)では「アンテナポケモン」のデデンネが登場しました。しっぽをコンセントに突っ込んで電気を吸い取ってしまうそうです。
名前 | デデンネ | |
英語名 | Dedenne | |
分類 | アンテナポケモン | |
タイプ | でんき/フェアリー | |
特性 | ほおぶくろ ものひろい (隠)プラス |
トゲデマル
第7世代(サン・ムーン)では「まるまりポケモン」のトゲデマルが登場。落雷を引き寄せ、電気袋に電気を溜め込むと言われています。
名前 | トゲデマル | |
英語名 | Togedemaru | |
分類 | まるまりポケモン | |
タイプ | でんき/はがね | |
特性 | てつのトゲ ひらいしん (隠)がんじょう |
ミミッキュは…
トゲデマルと同じく第7世代では、ピカチュウととてもよく似た姿のミミッキュが登場しました。ピカチュウの姿を模したボロ布をかぶっている「ばけのかわポケモン」です。
ただ、ゴースト・フェアリータイプであり、電気袋もないため、上記のポケモンたちの仲間とは言われません。図鑑説明によると、不気味な姿を怖がられないようにピカチュウの姿を真似している、さみしがり屋なポケモンだそうです。
名前 | ミミッキュ | |
英語名 | Mimikyu | |
分類 | ばけのかわポケモン | |
タイプ | ゴースト/フェアリー | |
特性 | ばけのかわ |
モルペコ
第8世代(ソード・シールド)では「にめんポケモン」モルペコが登場しました。電気・悪タイプであり、特性「はらぺこスイッチ」により毎ターンフォルムチェンジします。
専用技の「オーラぐるま」は、[まんぷくもよう]では電気タイプ、[はらぺこもよう]では悪タイプに変わる面白い効果があります。
まんぷくもよう はらぺこもよう |
名前 | モルペコ | |
英語名 | Morpeko | ||
分類 | にめんポケモン | ||
タイプ | でんき/あく | ||
特性 | はらぺこスイッチ |
パモ
第9世代(スカーレット・バイオレット)では、パモが登場します。ピカチュウと同じく「ねずみポケモン」であり、でんきタイプのポケモンです。
ほっぺの電気袋に加えて、手のひらにも放電器官を持っており、ほっぺを撫で回して発電してから相手に両手でタッチして感電させます。
名前 | パモ | |
英語名 | Pawmi | |
分類 | ねずみポケモン | |
タイプ | でんき | |
特性 | せいでんき しぜんかいふく (隠)てつのこぶし |
パモがレベル18で、パモットに進化します。二足歩行になって両手が自由になり、かくとうタイプが追加されました。
名前 | パモット | |
英語名 | Pawmo | |
分類 | ねずみポケモン | |
タイプ | でんき/かくとう | |
特性 | ちくでん しぜんかいふく (隠)てつのこぶし |
パモットをフィールドで1000歩以上連れ歩いた後に、連れ歩き状態でレベルアップするとパーモットに進化します。(先頭から外すと歩数はリセット)
パーモットは、ふだんはおっとりしていますが、戦闘では電光石火の身のこなしで敵を叩きのめします。(『スカーレット』の図鑑より)
名前 | パーモット | |
英語名 | Pawmot | |
分類 | てあてポケモン | |
タイプ | でんき/かくとう | |
特性 | ちくでん しぜんかいふく (隠)てつのこぶし |