ポケモンの技の中には、「ほえる」や「ふきとばし」といった、相手を強制的に交代させる技があります。
今回は、強制交代技とその対策について解説します。
強制交代技の種類
ほえる
技 | ほえる |
分類 | 変化 |
タイプ | ノーマル |
PP | 20 |
命中 | ー |
対象 | 1体選択 |
効果 | 必ず後攻になり(優先度:-6)、 相手のポケモンを交代させる。 |
自分の命中率、相手の回避率に関係なく必ず命中します。相手の「まもる」「みきり」「トーチカ」「ニードルガード」の効果を受けません。
ただし、音系の技であり、特性「ぼうおん」の相手には無効です。
ほえるを覚えるポケモン
「ほえる」を覚える最終進化ポケモンは以下の通りです。
ふきとばし
技 | ふきとばし |
分類 | 変化 |
タイプ | ノーマル |
PP | 20 |
命中 | ー |
対象 | 1体選択 |
効果 | 必ず後攻になり(優先度:-6)、 相手のポケモンを交代させる。 |
自分の命中率、相手の回避率に関係なく必ず命中します。相手の「まもる」「みきり」「トーチカ」「ニードルガード」の効果を受けません。
ただし風の技であり、特性「かぜのり」の相手には無効です。
ふきとばしを覚えるポケモン
「ふきとばし」を覚える最終進化ポケモンは以下の通りです。
ともえなげ
技 | ともえなげ |
分類 | 物理 |
タイプ | かくとう |
威力 | 60 |
PP | 10 |
命中 | 90 |
対象 | 1体選択 |
効果 | 必ず後攻になり(優先度:-6)、 相手のポケモンを強制的に交代させる。 |
「ほえる」や「ふきとばし」とは異なり、攻撃技のため「まもる」等で防がれます。
ともえなげを覚えるポケモン
「ともえなげ」を覚える最終進化ポケモンは以下の通りです。
ドラゴンテール
技 | ドラゴンテール |
分類 | 物理 |
タイプ | ドラゴン |
威力 | 60 |
PP | 10 |
命中 | 90 |
対象 | 1体選択 |
効果 | 必ず後攻になり(優先度:-6)、 相手のポケモンを強制的に交代させる。 |
「ほえる」や「ふきとばし」とは異なり、攻撃技のため、「まもる」等で防がれます。
ドラゴンテールを覚えるポケモン
「ドラゴンテール」を覚える最終進化ポケモンは以下の通りです。
効果の順番
強制交代技は優先度が-6であり、ほとんどの場合、後攻になります。
ただし、お互いにこれらの技を選択した場合は、素早さの高い方の技が先に発動します。
トリックルーム(優先度:-7)よりは先に発動します。
強制交代技の対策
特性で対策
ばんけん
「ばんけん」は、相手から受ける強制交代技の効果を無効にする特性です。
また、相手から「いかく」を受けても攻撃が下がらず、逆に攻撃が1段階アップします。
特性「ばんけん」のポケモンは以下の通りです。
マフィティフ イイネイヌ |
マジックミラー
相手から受ける変化技を跳ね返す特性で、「ほえる」「ふきとばし」を跳ね返すことができます。
ただし、「ともえなげ」や「ドラゴンテール」は跳ね返すことができません。
エーフィ ミブリム テブリム ブリムオン |
ぼうおん
「ぼうおん」は、相手からの音系の技を受けない効果です。
相手の「ほえる」を無効化することができます。(「ふきとばし」「ともえなげ」「ドラゴンテール」は防げません)
特性「ぼうおん」のポケモンは以下の通りです。
ビリリダマ マルマイン ビリリダマ(ヒスイ) マルマイン(ヒスイ) |
ユキカブリ ユキノオー ジャラコ ジャランゴ ジャラランガ |
かぜのり
「かぜのり」は、相手からの風の技を受けず、攻撃が1段階アップする効果です。このため、「ふきとばし」を無効化することができます。(「ほえる」「ともえなげ」「ドラゴンテール」は防げません)
特性「ふうりょくでんき」のポケモンはタイカイデン系統のみです。
技で対策
ちょうはつ
「ちょうはつ」で変化技を封じてしまうのが、汎用的で使いやすい対策です。
「ほえる」「ふきとばし」には有用ですが、「ともえなげ」「ドラゴンテール」を防ぐことはできません。
じごくづき
「じごくづき」を受けたポケモンは、2ターンの間、音系の技を使えなくなります。
このため、「ほえる」を封じることができます。(「ふきとばし」「ともえなげ」「ドラゴンテール」は防げません)
ねをはる
自分は交代できなくなり、毎ターンHPを最大の1/16回復します。
相手からも強制交代技の効果を受けません。