ポケモン対戦で技を出す順番は、基本的に素早さ順ですが、素早さに関係なく、先制したり後攻になったりする場合があります。これは、なぜでしょうか。
今回は、技を出す順番について、解説します。
技を出す順番について
結論から言うと、技を出す順番は、技の優先度が高い順です。
優先度が同じ場合は素早さが高い順、素早さも同じなら、ランダムに決まります。また、同じ優先度の場合でも、せんせいのツメなど、先に行動できる道具などを持っていた場合は、行動順が変わることもあります。
図にするとこんな感じです。
優先度について
優先度の概要
優先度とは、技を出す順番を決める数値です。公式用語ではありません。優先度は技によって決まっていて、相手の技より優先度の高い技は、素早さに関係なく、先に出すことができます。
ゲーム内での表記
優先度に影響する技は、技の説明文に「必ず先制できる」や「必ず後攻になる」といったことが書かれています。ただし、正確な優先度の数値をゲーム内で確認することはできません。
技の優先度の一覧
ソード・シールドで使用できる技で、それぞれの優先度は、以下の表のとおりです。
優先度 | 技 |
+5 | てだすけ |
+4 | こらえる/まもる/みきり/ キングシールド/ダイウォール/トーチカ/ ニードルガード/ブロッキング/マジックコート |
+3 | ねこだまし/トリックガード/ ファストガード/ワイドガード |
+2 | いかりのこな/このゆびとまれ/しんそく/ であいがしら/サイドチェンジ/フェイント |
+1 | かげうち/こおりのつぶて/しんくうは/ つぶらなひとみ/でんこうせっか/ ふいうち/みずしゅりけん/アクアジェット/ アクセルロック/バレットパンチ/マッハパンチ |
0 | この表以外の技 |
-1 | あてみなげ |
-2 | – |
-3 | きあいパンチ(攻撃時)/トラップシェル |
-4 | ゆきなだれ/リベンジ |
-5 | カウンター/ミラーコート |
-6 | ともえなげ/ふきとばし/ほえる/ テレポート/ドラゴンテール |
-7 | トリックルーム |
攻撃技のみ
優先度 | 技 |
+5 | – |
+4 | – |
+3 | ねこだまし |
+2 | しんそく/であいがしら/フェイント |
+1 | かげうち/こおりのつぶて/しんくうは/ でんこうせっか/ふいうち/みずしゅりけん/ アクアジェット/アクセルロック/ バレットパンチ/マッハパンチ |
0 | この表以外の技 |
-1 | あてみなげ |
-2 | – |
-3 | きあいパンチ(攻撃時)/トラップシェル |
-4 | ゆきなだれ/リベンジ |
-5 | カウンター/ミラーコート |
-6 | ともえなげ/ドラゴンテール |
-7 | – |
補助技のみ
優先度 | 技 |
+5 | てだすけ |
+4 | こらえる/まもる/みきり/ キングシールド/ダイウォール/トーチカ/ ニードルガード/ブロッキング/マジックコート |
+3 | トリックガード/ファストガード/ワイドガード |
+2 | いかりのこな/このゆびとまれ/サイドチェンジ |
+1 | つぶらなひとみ |
0 | この表以外の技 |
-1 | – |
-2 | – |
-3 | – |
-4 | – |
-5 | – |
-6 | ふきとばし/ほえる/テレポート |
-7 | トリックルーム |
特性による優先度の変化
いたずらごころ
自分が使う変化技の優先度が+1されます。ただし、悪タイプの相手に対して、この特性で優先度を上げた技は失敗します。
この特性のポケモン:エルフーン、オーロンゲなど
はやてのつばさ
自分のHPが満タンのとき、飛行タイプの技の優先度が+1されます。
この特性のポケモン:ファイアロー
ヒーリングシフト
自分が使う回復技の優先度が+3されます。
この特性のポケモン:キュワワー
じょおうのいげん
相手から自分に対する先制技を受けなくなります。
いたずらごころ・はやてのつばさ・ヒーリングシフトで優先度が+1以上になった技も無効にします。ただし、相手の特性がかたやぶりの場合、先制技を無効にはできません。
この特性のポケモン:アマージョ
フィールドによる影響
サイコフィールド
場の状態がサイコフィールドの場合、技の対象となったポケモンは、優先度+1以上の技を受けなくなります。
技の順番に影響する道具
せんせいのツメ
ポケモンに持たせると、素早さに関わらず、20%の確率で先に行動ができます。注意点として、技自体の優先度は変わりません。同じ優先度の中で最速になるイメージです。
イバンのみ
ポケモンに持たせると、HPが1/4以下になると消費して、先に行動できます。こちらも技自体の優先度は変わりません。
こうこうのしっぽ・まんぷくおこう
ポケモンに持たせると、お互いの素早さの値に関わらず、後攻になります。せんせいのツメと逆で、同じ優先度の中で最遅になるイメージです。
お互いにこうこうのしっぽを持っていた場合は、素早さが高い方から行動します。こうこうのしっぽを持っていても、相手より優先度の高い技を使った場合は先制できます。
特性いたずらごころのポケモンに持たせて、先制でトリックを使って相手に渡す戦術が強力です。
特性「あとだし」について
こうこうのしっぽの特性版で、お互いの素早さの値に関わらず、後攻になります。「あとだし」同士では、素早さの高い方が先攻になります。
こうこうのしっぽ・まんぷくおこうを持っているポケモンと、特性「あとだし」のポケモンでは、素早さの高い方が先攻になります。
この特性のポケモン:ヤミラミ