ダブルバトルのコンボ戦術【ポケモン剣盾】

対戦で使える知識
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ダブルバトルでは、2体のポケモンを同時に使うことができるため、シングルではできないような戦術が可能になります。

今回は、ダブルバトルで使われるコンボ戦術を紹介します。

味方を攻撃するコンボ

じゃくてんほけん型

「じゃくてんほけん」は、持たせたポケモンが効果抜群の技を受けると攻撃・特攻がそれぞれ2段階アップする道具です。

先制技 + じゃくてんほけん

味方に弱点タイプの先制技を使い、「じゃくてんほけん」を発動させて能力を上げる戦術です。攻撃種族値の低いポケモンが使う物理技や、タイプ不一致の技を使うことでダメージを低く抑えつつ道具を発動させます。

先制技要員としては、以下のポケモンが考えられます。

インテレオン
・攻撃種族値85
・アクアジェット  
・こおりのつぶて  
ニンフィア
・攻撃種族値65

・特性フェアリースキン
・でんこうせっか
キュワワー
・攻撃種族値52

・特性ヒーリングシフト
・ドレインキッス

ニンフィアは、特性「フェアリースキン」により「でんこうせっか」をフェアリータイプの技として使用できます。これにより、フェアリー弱点のポケモンに対して先制で弱点を突くことができます。

キュワワーは、特性「ヒーリングシフト」により、自身が回復する技を先制技(優先度:+3)として使えます。「ドレインキッス」は与えたダメージの3/4回復する攻撃技であり、これを味方に対して使うことで「じゃくてんほけん」を発動させることができます。

 

全体技 + じゃくてんほけん

味方を巻き込む全体技を使い、「じゃくてんほけん」を発動させて能力を上げる戦術です。

トリックルームと併用し、味方が全体技の「じならし」を使ってドサイドンの「じゃくてんほけん」を発動させるなど、多くの組み合わせがあります。

 

なみのり+じょうききかん

上記の全体技+じゃくてんほけん戦術の派生で、セキタンザンの特性を活かしたものです。

セキタンザンの特性「じょうききかん」は、みずタイプ又はほのおタイプの技を受けると素早さが6段階上がるというものです。

同一ターン内でも、素早さが相手を上回れば先に行動できるため、素早い味方でセキタンザンを攻撃することで、セキタンザンの素早さが上がり次に行動することができます。

また、セキタンザンに「じゃくてんほけん」を持たせておけば、弱点のみず技を受けることで攻撃・特攻が2段階ずつアップします。

味方を含む全体を攻撃する「なみのり」を使えば、セキタンザンの特性を能動的に発動させることが可能です。セキタンザンの相棒としては、マニューラやドラパルトが考えられます。

マニューラ
・素早さ種族値125
・特攻種族値45
・タイプ不一致なみのり
ドラパルト
・素早さ種族値142
・特攻種族値100
・タイプ不一致なみのり
・ねこだまし無効

 

きょうせい + じゃくてんほけん

ヤレユータンの特性「きょうせい」は、味方が道具を失った時に自分の持っている道具を渡すという効果です。

例えば白馬バドレックスに「じゃくてんほけん」、ヤレユータンに「いのちのたま」や「こだわりハチマキ」といった火力アップアイテムを持たせます。

1ターン目に白馬バドレックスは「トリックルーム」、ヤレユータンが「ぶんまわす」を使えば、ヤレユータンが必ず先に行動でき、「じゃくてんほけん」が発動したうえでヤレユータンが持っていた道具は白馬バドレックスに移ります。

次のターンは素早さの遅い白馬バドレックスが相手よりも先に動いて倒すという戦い方ができます。

白馬バドレックス
・あくタイプが弱点
・じゃくてんほけん持ち
・トリックルーム     
ヤレユータン
・火力アップアイテム持ち
・ぶんまわすで全体攻撃

・「きょうせい」で道具を渡す

 

ふくろだたき + せいぎのこころ

「せいぎのこころ」は、あくタイプの技を受けると攻撃ランクが1段階アップする特性です。また、ふくろだたきは、味方の数だけ攻撃する技であり、この技を使うことで4段階攻撃ランクがアップします。

「ふくろだたき」要員としては、素早さが高く攻撃が低いエルフーンが考えられます。エルフーンは特性「いたずらごころ」により変化技を先制で使えるため、他の戦術のサポート要員としても優秀です。

「せいぎのこころ」要員としては、攻撃種族値の高いテラキオンウインディが選ばれることが多いです。

エルフーン
・攻撃種族値67
・変化技でサポートも可能
テラキオン
・特性せいぎのこころ
・かくとうタイプであく半減

 

急所技 + いかりのつぼ

「いかりのつぼ」は、自分への攻撃が急所に当たると攻撃ランクが最大まで上がる特性です。必ず急所に当たる技を味方に使い、能動的に特性を発動させる戦術です。

特性いかりのつぼのポケモン:ケンタロスワルビアル

確定急所の技:こおりのいぶき、やまあらし

「すいりゅうれんだ」と「あんこくきょうだ」も確定急所の技ですが、威力が高いためこの戦術には不向きです。

 

全体技+無効ポケモン

「なみのり」や「ほうでん」、「じしん」などは、味方を含む全体を攻撃する技ですが、タイプ相性で無効化したり、特性で無効化してHPの回復や能力アップが可能です。「まもる」を使って自分への被弾を防ぐ場合もあります。

以下の特性は、各タイプで受ける技を無効化し、HP回復や能力が上がるなどの効果があります。

特性効果
ちくでんでんきタイプの技を受けると、
HPが最大の1/4回復する。
でんきエンジンでんきタイプの技を受けると、
素早さが1段階アップする。
ひらいしんでんきタイプの技を受けると、
特攻が1段階アップする。
もらいびほのおタイプの技を受けると、
以後ほのお技の威力が1.5倍になる。
ちょすいみずタイプの技を受けると、
HPが最大の1/4回復する。
よびみずみずタイプの技を受けると、
特攻が1段階アップする。
そうしょくくさタイプの技を受けると、
攻撃が1段階アップする。
ふゆう地面にいない状態になり、
じめんタイプの技を受けない。

※「ひらいしん」は、でんきタイプの単体攻撃の技を全て自分が受けます。

※「よびみず」は、みずタイプの単体攻撃の技を全て自分が受けます。

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変化技を使ったコンボ戦術

てだすけ+2体攻撃技

「ねっぷう」や「しおふき」などは、相手2体に攻撃できる技です。ダブルバトルでは、相手2体に攻撃する技は、威力が本来の2/3になります。

「てだすけ」は、味方が使う技の威力を1.5倍にする技です。「てだすけ」と2体攻撃技を併用することで、本来の威力で攻撃することができます。

 

いばる+混乱無効

相手の攻撃ランクを2段階アップするかわりにこんらん状態にさせる技「いばる」を味方に対して使い、以下の方法でこんらん状態を回避することで、「いばる」のメリットだけを受けようという戦術です。

  • 「ラムのみ」や「キーのみ」を持たせておけばこんらん状態を回復します。
  • 特性「マイペース」のポケモンはこんらん状態になりません。
  • 場がミストフィールドの場合、状態異常になりません。
  • しんぴのまもり状態では、状態異常になりません。

 

ダイウォール + ものまね

変化技をダイマックスして使うと「ダイウォール」になります。また、「まねっこ」は直前に使われた技を使う技です。

「トリックルーム」を「ダイウォール」として使い、それを「まねっこ」することで、トリックルームを先制で確実に使う戦術が可能です。

まねっこ要員としては、特性「いたずらごころ」で変化技を先制で使える、リオルやレパルダスが考えられます。

 

だっしゅつボタン + トリック

「だっしゅつボタン」は、持たせたポケモンが攻撃を受けると他のポケモンに交代する道具です。「すりかえ」や「トリック」で相手に「だっしゅつボタン」を渡し、さらに相手を攻撃することで、強制的に相手を交代させる戦術です。

この戦術が恐ろしいのは、ダイマックス相手でも有効であることです。ダイマックス相手には「ほええる」や「レッドカード」などは効きませんが、だっしゅつボタンによる交代は唯一有効です。

特性「いたずらごころ」により、変化技を先制で使えるヤミラミエルフーンがこの戦術を使うことがあります。

 

レジギガスの特性変更

レジギガスは高い能力を持っていますが、特性「スロースタート」により、場に出て5ターンの間、攻撃と素早さが半減します。

味方のポケモンでこのデメリットを無くし、レジギガスに全力を出させる戦術がいくつか考えられます。

かがくへんかガス

「かがくへんかガス」は、場のポケモンの特性を無効化する特性です。これによりレジギガスの特性「スロースタート」を無効化します。

ただしマタドガスが倒れると「スロースタート」が発動するので注意。

なかまづくり

「なかまづくり」は、相手の特性を自分と同じにする技です。特性「はりきり」のアイアントでこの技を使うことで、レジギガスのデメリットを無くしたうえでさらに強力な攻撃能力を手に入れられます。

他にも「シンプルビーム」「スキルスワップ」「いえき」「なやみのタネ」で特性を変えたり無くしたりする方法があります。

ただし、ダイマックス状態のポケモンに対しては「なかまづくり」と「スキルスワップ」は無効です。

 

その他、サポート技

以下の技は、ダブルバトルで効果を発揮する変化技ですが、サポートを受ける側に特に指定はなく、コンボとはいいづらいため簡単な紹介にとどめます。

ファストガード

自分も含む味方に対する相手の先制技を防ぎます。(優先度:+3)

「ねこだまし」や、特性「いたずらごころ」による「でんじは」なども防げます。

ワイドガード

味方全体に効果を及ぼす相手の技を防ぎます。(優先度:+3)

サイドチェンジ

自分と味方の位置を入れ替えます。(優先度:+2)

相手からの技を味方の代わりに自分が受け、相手の戦略を狂わせることができます。

いかりのこな

そのターン、相手からの技をすべて自分が受けます。(優先度:+2)

特性「ぼうじん」や「ぼうじんゴーグル」を持っている相手には無効です。

このゆびとまれ

そのターン、相手からの技をすべて自分が受けます。(優先度:+2)

おさきにどうぞ

この技を受けた相手は、素早さに関係なくこの技を受けた直後に行動します。主に味方に対して使います。

さいはい

相手が最後に使った技をもう一度使わせます。主に味方に対して使います。

デコレーション

相手の攻撃・特攻が2段階アップします。主に味方に対して使います。

 

合体技

決まった技を2匹が使うことで、威力が上がったり特別な効果が得られるものがあります。

これは特性や持ち物を利用した戦術ではなく、その技自体が持っている効果であるため、別の記事で紹介しています。

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