ポケモンの技の中には、相手から受けるダメージを半減する効果がある、壁の技があります。
今回はリフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールの解説と、その対策方法をまとめました。
壁の技について
技データ
技 [タイプ] |
威力・命中・PP 備考 |
リフレクター [エスパー] |
威力:ー 命中:ー PP:20 5ターンの間、相手からの 物理技のダメージを半減する。 |
ひかりのかべ [エスパー] |
威力:ー 命中:ー PP:30 5ターンの間、相手からの 特殊技のダメージを半減する。 |
オーロラベール [こおり] |
威力:ー 命中:ー PP:20 ゆき状態でのみ使用可能。 5ターンの間、相手からの 技のダメージを半減する。 |
- 自分の能力を変化させるわけではなく、交代しても効果は続きます。
- 急所に当たった場合は、ダメージ軽減の効果は無視されます。
- ダブルバトルでは半減ではなく、受けるダメージが2/3になります。
ターン延長
リフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールを使うポケモンが「ひかりのねんど」を持っていると、これらの技の効果が8ターンに延長されます。
カラフシティのデリバードポーチで20000円で購入できます。
壁の技をよく使うポケモン
リフレクター・ひかりのかべ
オーロンゲ、クレッフィ
変化技を先制で使える特性「いたずらごころ」を持っています。ほぼ確実に技を発動できるため、壁張り役として重宝されます。
ドラパルト
素早さ種族値は142。たいていのポケモンに先制でき、「おにび」「でんじは」「のろい」といった技も覚えるため、先発で出てきて場を整えることができます。
厄介なのは、初見ではドラパルトの型を見抜くのが非常に困難なところです。物理アタッカー型、特殊アタッカー型も多く存在するため、何をしてくるかわからないという怖さがあります。
レジエレキ
素早さ種族値200。圧倒的な素早さで、先制で壁を張ることができます。「ボルトチェンジ」や「だいばくはつ」も覚え、味方のポケモンを場に出す手段を持っています。
エーフィ
素早さ種族値が110と高く、特性「マジックミラー」によって相手からの「ちょうはつ」で技を封じられることがないことが長所です。
オーロラベール
キュウコン(アローラ)
自身で天気を「ゆき」にできる特性「ゆきふらし」のキュウコン(アローラ)やユキノオーが使うことが多いです。
この2匹以外に「オーロラベール」を覚えるポケモンは以下の通りです。
ロコン(アローラ) デリバード ユキメノコ フリージオ カチコール クレベース クレベース(ヒスイ) モスノウ コオリッポ テツノツツミ |
壁の技の対策
リフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールの対策は、以下の方法が考えられます。
- 相手から技自体を受けないようにする
- 相手の場の壁を解除する
- 相手に壁を張らせた上で戦略でカバーする
具体的な方法をいくつか紹介します。
技による対策
急所に当たる技
「あんこくきょうだ」「すいりゅうれんだ」「こおりのいぶき」「トリックフラワー」といった技は、必ず技が急所に当たります。急所時は、壁によるダメージ半減は無視されます。
他にも、持ち物「ピントレンズ」や特性「きょううん」によって相手の急所を狙う戦術であれば、壁の効果を無視できる可能性が高いです。
急所戦術についてはこちら
壁を破壊する技
以下の技は、相手の場のリフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールを無くす効果があります。
物理技 [タイプ] |
威力・命中・PP 備考 |
かわらわり [かくとう] |
威力:75 命中:100 PP:10 壁の技を無視して攻撃。 相手の場の壁を破壊する。 |
サイコファング [エスパー] |
威力:85 命中:100 PP:10 壁の技を無視して攻撃。 相手の場の壁を破壊する。 |
レイジングブル [ノーマル] |
威力:90 命中:100 PP:10 ケンタロス(パルデア)の 姿に応じたタイプの技になる。 壁の技を無視して攻撃。 相手の壁の技を破壊する。 |
変化技 [タイプ] |
威力・命中・PP 備考 |
きりばらい [ひこう] |
威力:ー 命中:ー PP:15 相手の回避率を1段階ダウン。 相手の場の壁の技や しろいきり、しんぴのまもり、 お互いの場の設置技や 〇〇フィールドを解除する。 |
ちょうはつ
役立つ場面は壁を張られる前に限りますが、ちょうはつで変化技を封じることができます。
リフレクター等以外にも変化技全般に有効なため、変化技が主体の相手には、かなりの圧力をかけることができます。
ただし特性「マジックミラー」の相手には「ちょうはつ」を跳ね返されてしまいます。
コートチェンジ
お互いの場の状態を入れ替える技です。
ステルスロックやおいかぜなど、相手に有利な状態も入れ替えられるので、一気に形成逆転も狙えます。自分が相手に放ったステルスロックなども入れ替えてしまうので、使い時には注意が必要です。
エースバーンの専用技です。
特性による対策
すりぬけ
相手の場の壁を無視して技を使うことができます。みがわりも無視する効果を持ち、攻撃技だけでなく、変化技にも適用されます。
特性「すりぬけ」の最終進化ポケモンは以下の通りです。
ワタッコ ハブネーク ミカルゲ シャンデラ オンバーン ドラパルト アノホラグサ |
バリアフリー
場に出た時に、リフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールの効果を消す特性です。場にいる間だけ効果が無くなるわけではなく、場に出たら壁の効果が完全に消えます。
技を使わずに壁を消せるのは利点ですが、新しく張られる壁を防ぐことはできません。
バリヤード(ガラル)、バリコオルがこの特性を持っていますが、『SV』には未登場です。
プレイングで対策
壁ターンを枯らす
耐久ポケモンや「まもる」「みがわり」などで粘って、相手の壁ターンを枯らすことができれば、相手が壁で得られる恩恵を減らすことができます。
通常とは違う型を育成
物理型と見せかけた特殊型や、特殊型に見せかけた物理型のポケモンを使って、相手の壁を無意味にする方法もあります。例えば特殊型のカイリューであれば、リフレクターを張られても関係ありません。