ゲーム「ポケットモンスター」では、冒険を進めていく中で多くの町を訪れることになります。
今回は、『スカーレット・バイオレット』に登場する町の名前の由来を調べました。
ポケモンシリーズの町の名前
「ポケットモンスター」シリーズに登場する町の名前は、地方ごとに一定の法則に基づいて付けられていることが多いです。
『スカーレット・バイオレット』の舞台であるパルデア地方の町は、料理に関する名前が付けられており、町の規模や特色に合った名前になっています。(公式に発表されているものではなく、あくまで予想です)
SVに登場する町
コサジタウン
パルデア地方の南端に位置するコサジタウン。この町から冒険が始まります。名前の由来は「小さじ」から。
建物は主人公の家とネモの家の2軒だけという、小さな町です。
プラトタウン
コサジタウンから北に進むと、プラトタウンがあります。スペイン語で皿を意味する「plato(プラト)」が由来です。
町の規模は小さめで、フレンドリィショップ以外の店は、屋台が1軒あるだけです。
テーブルシティ
プラトタウンの北には、パルデア最大の都市テーブルシティがあります。名前の由来は「テーブル」から。
パルデア地方の中心にある町。多くの店が立ち並んでおり、『スカーレット』ではオレンジアカデミー、『バイオレット』ではグレープアカデミーという、主人公が通う学校があります。
セルクルタウン
テーブルシティから西に進むとセルクルタウンがあります。「セルクル」とは、ケーキやクッキーなどの洋菓子を作るときに使用する型や枠のことです。
自然と調和した町づくりが行われており、道の舗装や塀には石が使われています。また、南東にはオリーブ大農園が広がっています。
この町では、むしタイプのポケモンを使うジムリーダー、カエデと戦うことができます。カエデは洋菓子職人でもあり、町の名前との繋がりが感じられます。
ボウルタウン
テーブルシティの東には、ボウルタウンがあります。「ボウル」は食材を入れるための容器のことです。
町の中央には風車があり、町のシンボルとなっています。「花と芸術の町」と呼ばれ、いたるところに噴水や彫刻などが見られます。芸術つながりで、「ボウル」には絵画のモチーフに用いられる「フルーツボウル」の意味もありそうです。
この町では、くさタイプのポケモンを使うジムリーダー、コルサと戦うことができます。
ハッコウシティ
ボウルタウンの北にある入江には、ハッコウシティがあります。
ハッコウシティの名前の由来は「発酵」から。この町にはでんきタイプのジムがあることから、「発光」も掛かっていると思われます。
テーブルシティに次ぐ大都市であり、近代的なビルやネオン広告があり、近代的な都会の雰囲気があります。きらびやかな夜景は「100万ボルトの夜景」と呼ばれ、パルデア十景の1つになっています。
この町では、でんきタイプのポケモンを使うジムリーダー、ナンジャモと戦うことができます。
ピケタウン
ピケタウンはハッコウシティの西に位置します。
ピケタウンの名前の由来は、パイ生地やタルト生地の表面に穴を開ける行為「ピケ」からです。穴を開けることで焼成時に空気や水蒸気が抜け、生地がふくれ上がるのを防ぎます。
鉱山の町ということで、鉱物を掘ることと穴を開けることでイメージが近いのかもしれません。
目立った施設はありませんが、カルボウの進化に必要なアイテムはこの町にいる人物からしか入手できません。
イワイノヨロイ
カルボウに「イワイノヨロイ」を使うことで、グレンアルマに進化します。「イワイノヨロイ」は、『スカーレット』で「ドーミラーのかけら」10個と交換できます。
ノロイノヨロイ
カルボウに「ノロイノヨロイ」を使うことで、ソウブレイズに進化します。「ノロイノヨロイ」は、『バイオレット』で「ヤバチャのかけら」10個と交換できます。
カラフシティ
カラフシティは、セルクルタウンの北、ロースト砂漠のそばにあります。
カラフシティの名前の由来は「カラフェ」から。ワインを入れるための容器のことです。水やビールが入っている取っ手の付いた容器は「ピッチャー」と呼ばれます。
水が豊富であり、町の中を水路が通っています。町は3階層に分かれていて、昇降機を使って行き来することができます。
この町では、みずタイプのポケモンを使うジムリーダー、ハイダイと戦うことができます。
マリナードタウン
カラフシティから西に進むとマリナードタウンがあります。
マリナードタウンの「マリナード」はフランス語の「marinade」が由来です。肉や魚を漬けたもののことで、日本ではマリネと呼ばれています。
海のそばにある町で中心には市場があり、様々な道具を競りで買うことができます。
チャンプルタウン
チャンプルタウンは、カラフシティの北東に位置します。
チャンプルタウンの名前の由来は、野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理の「チャンプル」から。
食文化が発達した町で飲食店が数多く並んでいます。また、宝食堂という店ではポケモンのテラスタイプを変更することができます。
この町では、ノーマルタイプのポケモンを使うジムリーダー、アオキと戦うことができます。
フリッジタウン
フリッジタウンは、パルデア地方北部のナッペ山の中腹にあります。
フリッジタウンの「フリッジ」は、冷蔵庫を意味する英語「fridge(フリッジ)」から。雪山の冷たいイメージとも一致します。
雪が積もる寒そうな町ですが、ジムの近くにあるライブステージではラップバトルが繰り広げられ、盛り上がりを見せています。また、この町にはポケモンの能力を高める「すごいとっくん」をしてくれる人がいます。
この町では、ゴーストタイプのポケモンを使うジムリーダー、ライムと戦うことができます。
ベイクタウン
ベイクタウンは、パルデア地方の南西に位置します。
ベイクタウンの名前の由来は、「焼く」という意味の調理用語「ベイク」から。
陶磁器が名産の町であり、建物やオブジェにはタイルで装飾が施されています。
この町では、エスパータイプのポケモンを使うジムリーダー、リップと戦うことができます。
町以外の地名
ナッペ山
ナッペ山の山頂近くにはジムがありますが、町というわけではなく、店や施設はありません。
ナッペ山の「ナッペ」は、ケーキのスポンジなどをデコレーションするときにクリームを塗る作業のことです。山をケーキのスポンジに見立て、雪がクリームのようにナッペされていると考えればイメージに合います。
ここでは、こおりタイプのポケモンを使うジムリーダー、グルーシャと戦うことができます。
ロースト砂漠
パルデア地方西部に広がるロースト砂漠。名前の由来は、英語で肉などを焼くことを意味する「roast(ロースト)」からです。砂漠の熱に焼かれると考えるとイメージが合います。
たびたび砂嵐が起こり、カラフシティの最下層にまで砂ぼこりが送られているようです。また、砂漠の西部では「土震のヌシ」がうろついています。
プルピケ山道
チャンプルタウンとピケタウンの間にあるプルピケ山道。チャンプルタウンの「プル」とピケタウンの「ピケ」を合わせた名前です。
オージャの湖
オージャの湖は、ナッペ山の西側に広がる巨大な湖です。名前の由来はスペイン語で「鍋」や「煮込み料理」を意味する「olla(オージャ)」から。高レベルのポケモンが生息しており、「王者」とも掛かっていると思われます。
オージャの湖の東部には「偽竜のヌシ」が潜んでおり、秘伝スパイスを守っています。
オコゲ林道
オージャの湖の北側にあるオコゲ林道。草むらがオレンジ色に染まっています。名前の由来は「お焦げ」から。ところどころの草むらでは茶色い部分があり、お焦げっぽく見えるからでしょうか。