場に設置して、出てくる相手をどく状態にする技「どくびし」。
今回は、どくびしの対策方法を紹介します。
どくびしの概要
技データ
技 | どくびし |
分類 | 変化 |
タイプ | どく |
PP | 20 |
命中 | – |
対象 | 相手の場 |
効果 | 相手の場をどくびし状態にする。 2回使うと「もうどく」の どくびし状態になる。 |
どくびし状態の場に出たポケモンは、「どく」状態になります。「どくびし」を2回使っていると、場に出たポケモンは「もうどく」状態になります。
相手の場が対象であるため、「まもる」などで防ぐことができません。
特性「ふゆう」のポケモンや、どく、はがね、ひこうタイプのポケモンはどくびしの効果を受けません。また、どくタイプのポケモンが場に出るとどくびしの効果は無くなります。
どく状態についてくわしくはこちら
どくびしを覚えるポケモン
『スカーレット・バイオレット』で、「どくびし」を使えるポケモンは以下の通りです。
素早さ種族値順に並べています。
どくびしにする特性
キラーメ、キラフロルの特性「どくげしょう」は、物理技を受けると相手の場にどくびしを撒く効果があります。
攻撃を2回受けるとどくびしも2回発動し、「もうどく」のどくびし状態にします。
どくびしの使われ方
- 主に先発ポケモンが使い、相手の後続をどく状態にすることを狙います。
- 「ふきとばし」などの強制交代技を使えば、先発ポケモンもどく状態にすることが可能です。
- 耐久型のポケモンと組み合わせて、どくダメージを蓄積させて戦う戦法もあります。
どくびしの対策方法
どくびしの対策は、次の方法が考えられます。ステルスロックの対策の記事で紹介したものに近いです。
- 相手からどくびしを受けない
- 自分の場のどくびしを解除する
- どくびしを受ける想定で戦略を立てる
以下で、具体的な方法を紹介します。
1.技を受けない
マジックミラー
相手から受ける変化技を跳ね返す特性で、「どくびし」を跳ね返すことができます。
特性マジックミラーのポケモンはエーフィ、ミブリム、テブリム、ブリムオンの4種類です。(いずれも隠れ特性)
ちょうはつ
「ちょうはつ」は、相手の変化技を封じる変化技です。
役立つ場面は「どくびし」をされる前に限りますが、多くのポケモンが覚え、変化技全般に有効なため、変化技が主体の相手には有効な対策です。
ふういん
「ふういん」は、自分が覚えている技を相手が使えなくする変化技です。自分が「どくびし」を覚えていれば、相手の「どくびし」を封じて自分だけが使うことができます。
「ふういん」と「どくびし」を両立できるのは以下のポケモンです。
ベトベトン ゴースト ゲンガー ミュウ ヤドキング(ガラル) ドーブル ダーテング |
2.技を解除する
どくタイプのポケモンに交代
どくタイプのポケモンに交代すれば、どくびし状態は解除されます。対策としてはこれが一番簡単な方法です。
地面にいる状態でなければ解除できないため、特性「ふゆう」や持ち物「ふうせん」で宙にいる場合、どくびしは解除できません。
また、場に出たときに解除されるため、場にいるポケモンがどくタイプにテラスタルしても、どくびしは解除されません。
こうそくスピン
「こうそくスピン」は、威力50の攻撃と同時に自身の場のどくびしを解除でき、自身の素早さを1段階上げる効果もあります。ステルスロックやバインド状態、やどりぎのタネも解除できます。
キラフロルに対して「こうそくスピン」を使うと、「どくげしょう」の効果が発動した後にどくびしが解除されます。
こうそくスピンを覚える最終進化のポケモンは次の通りです。
おかたづけ
「おかたづけ」は、お互いの場の「まきびし」「ステルスロック」「ねばねばネット」「どくびし」「みがわり」の効果を解除し、自分の攻撃と素早さが1段階ずつアップする変化技です。
オオタチ、ワッカネズミ、イッカネズミが「おかたづけ」を覚えます。
きりばらい
「きりばらい」は、相手の回避率を1段階下げ、相手の場の「リフレクター」「ひかりのかべ」「オーロラベール」、お互いの場の設置技、フィールドの状態を打ち消す変化技です。
自分が相手の場に設置したどくびしも解除される点には注意です。
きりばらいを覚える最終進化のポケモンは次の通りです。
コートチェンジ
「コートチェンジ」は、お互いの場の状態を入れ替える変化技です。「リフレクター」や「おいかぜ」など、相手に有利な状態も入れ替えられます。
ただし自分が相手に放ったどくびしなども入れ替えてしまうので、注意が必要です。
エースバーンの専用技です。
3.技を受けた上での対策
あつぞこブーツ
フィールドに設置された技の効果を受けない道具です。
どくびしの効果を受けませんが、解除できるわけではありません。
状態異常対策
状態異常を回復する「ラムのみ」を持たせておけば、どく状態になっても回復します。
また、状態異常にならない特性「きよめのしお」のキョジオーンや「ぜったいねむり」のネッコアラ、どく状態にならない特性「めんえき」のポケモンには、どくびしは効果がありません。
他には、場がミストフィールド状態のとき、地面にいるポケモンは状態異常にならないため、どくびしの効果は受けません。