以前、ステルスロック対策として「こうそくスピン」という技を挙げました。実はこの技は、ステルスロック解除の他にも効果があります。
今回は、こうそくスピンの効果や有用性について、紹介します。
こうそくスピンについて
技データ
技 | こうそくスピン |
分類 | 物理 |
タイプ | ノーマル |
威力 | 50 |
PP | 40 |
命中 | 100 |
対象 | 1体選択 |
効果 | 自分の場の設置技・バインド状態・ やどりぎのタネを解除する。 自分の素早さが1段階アップする。 |
「こうそくスピン」を使うと、相手にダメージを与えつつ自分の場のステルスロックなどの設置技を解除することができます。
また、ほのおのうずなどによるバインド状態や、やどりぎのタネも解除できます。さらに、攻撃した後で自身の素早さを1段階アップします。
こうそくスピンを覚えるポケモン
『スカーレット・バイオレット』で、「こうそくスピン」を使えるポケモンは以下の通りです。
こうそくスピンのメリット
設置技やバインド状態を解除
解除できるもの
ステルスロックやまきびし・どくびし・ねばねばネットといった設置技や、やどりぎのタネを受けた状態を解除することができます。
相手が技を使ってからこちらの「こうそくスピン」で解除できるため、自身で「ちょうはつ」を使う場合と違い、変化技を読む必要がありません。
さらに、ほのおのうずやうずしおなどによるバインド状態からも抜け出せます。
解除のタイミング
特性「どくげしょう」のキラフロルに対して「こうそくスピン」で攻撃すると、キラフロルの特性でで「どくびし」がまかれた後にこうそくスピンの効果が発動し、どくびしは解除されます。
素早さアップ
自身の素早さを1段階アップする効果もあります。
あと一歩の素早さが欲しいウェーニバルなどに採用し、残り体力がわずかな相手にとどめを刺しながら素早さを上げる戦い方も可能です。
PPの多さ
「こうそくスピン」のPPは40もあります。最大まで増やせば64。
「ステルスロック」のPPは20であり、最大でも32のため、相手が毎ターン、ステルスロックを使ってきても、「こうそくスピン」で無効化し続けることが可能です。
こうそくスピンのデメリット
攻撃が無効だと効果が発動しない
ゴーストタイプに対して技が無効になったり、まもるで攻撃を防がれた場合は、技自体が不発になっているため、追加効果が発動しません。
自身が倒れると効果が発動しない
相手の特性がさめはだやてつのとげであったり、相手がゴツゴツメットを持っていて、そのダメージで自身がひんしになった場合は、設置技解除の効果は発動しません。
似た効果の技
キラースピン
技 | キラースピン |
分類 | 物理 |
タイプ | どく |
威力 | 30 |
PP | 15 |
命中 | 100 |
対象 | 相手全体 |
効果 | 自分の場の設置技・バインド状態・ やどりぎのタネを解除する。 相手をどく状態にする。 |
「キラースピン」は「こうそくスピン」と似た効果で、素早さアップの効果が無い代わりに相手をどく状態にする効果があります。
この技を覚えるポケモンは、キラフロルのみです。