こおりタイプのポケモンは、どれだけ低い温度を出すことができるのでしょうか。
今回は、図鑑に温度の情報があるポケモンを調べました。
はじめに
『スカーレット・バイオレット』までのポケモン図鑑の説明文に、体温や吐く息などの温度について数値の記載があるポケモンをまとめました。実際の対戦での能力とは無関係ですので、ご注意ください。
また、「体温」と「扱える温度」で違いがある場合がありますが、ここでは単純に、図鑑に記載のある一番低い温度について考えます。
温度の記載があるポケモン
ロコン(アローラ)
名前 | ロコン |
タイプ | こおり |
初登場 | サン・ムーン |
アローラ地方に出現する、こおりタイプのロコン。暑いときには6本の尻尾で氷の礫を作り、あたりにばらまいて身体を冷やします。
マイナス50℃の冷気を吐き、獲物を凍らせてから喰らうそうです。
マイナス50度の冷気を吐く。アローラの老人はケオケオという昔の名前で呼ぶことも。(『サン』の図鑑より)
ポワルン[ゆきぐものすがた]
名前 | ポワルン |
タイプ | こおり(あられの時) |
初登場 | ルビー・サファイア |
『ルビー・サファイア』では「てんきけんきゅうじょ」でもらうことができる、ポワルン。
通常はノーマルタイプですが、天気が「あられ」状態の時、こおりタイプの[ゆきぐものすがた]に変化します。その時の体温はマイナス5℃前後。
雪に降られるポワルンの姿。全身が氷のようで体温はマイナス5度前後。(『サン』の図鑑より)
レジアイス
名前 | レジアイスー |
タイプ | こおり |
初登場 | ルビー・サファイア |
『ルビー・サファイア』の準伝説ポケモン、レジアイス。氷の塊で形成されたような体をしています。
マイナス200℃の冷気に包まれており、こおりポケモンの中でも屈指の低温です。
マイナス200度の冷気が体を包む。近づいただけでも凍りついてしまうぞ。マグマでも溶けない氷の 体を持つ。(『サファイア』の図鑑より)
グレイシア
名前 | グレイシア |
タイプ | こおり |
初登場 | ダイヤモンド・パール |
イーブイが特別な場所でレベルアップするか、「こおりのいし」を使うことでグレイシアに進化します。
体温をマイナス60℃まで下げることができ、体毛を凍らせて身を守ります。
体毛を凍らせ鋭いハリに変えて身を守る。体温はマイナス60度まで下げられるのだ。(『ウルトラサン』の図鑑より)
ユキメノコ
名前 | ユキメノコ |
タイプ | こおり/ゴースト |
初登場 | ダイヤモンド・パール |
♀のユキワラシに「めざめいし」を使うことで、ユキメノコに進化します。
マイナス50℃の冷気を吐き、相手を凍らせます。凍らせた獲物はすみかに持ち帰って並べているといわれています。
マイナス50度の冷気を吐いて相手を凍らせる。胴体に見える部分はじつは空洞。(『ダイヤモンド・パール』の図鑑より)
バニプッチ
名前 | バニプッチ |
タイプ | こおり |
初登場 | ブラック・ホワイト |
ソフトクリームのような見た目のバニプッチ。朝日のエネルギーを浴びたつららがポケモンになったといわれています。
マイナス50℃の冷気を吐いてあたりを凍らせ、棲みやすくするそうです。
マイナス50度の息を吐く。雪の結晶を作ってあたりに雪を降らせる。(『ブラック』の図鑑より)
バニリッチ
名前 | バニリッチ |
タイプ | こおり |
初登場 | ブラック・ホワイト |
バニプッチがレベル35でバニリッチに進化し、コーンに入ったソフトクリームのようになりました。
扱える冷気はマイナス100℃。氷河期から存在しているポケモンだといわれています。
マイナス100度の冷気で敵を凍らせるが命までは奪わない優しい気質。(『シールド』の図鑑より)
バイバニラ
名前 | バイバニラ |
タイプ | こおり |
初登場 | ブラック・ホワイト |
バニリッチがレベル47でバイバニラに進化し、顔が2つになりました。
体温はマイナス6℃前後であり、バニリッチのマイナス100度よりもかなり高く思えますが、これはバイバニラは「体温」、バニリッチは「扱える温度」について記述していることの違いだと思われます。
図鑑に記述は無いですが、おそらくバイバニラもバニリッチ並みかさらに低温の冷気を操ることはできるはずです。
体温はマイナス6度前後。2匹のバニリッチがくっつき生まれたといわれている。(『シールド』の図鑑より)
フリージオ
名前 | フリージオ |
タイプ | こおり |
初登場 | ブラック・ホワイト |
氷の結晶のような見た目のフリージオ。熱くなると水蒸気に変わり、夏場に姿を見ることはないといわれています。
氷でできた鎖を使い相手を締め上げ、マイナス100℃に凍りつかせます。
氷の結晶でできた鎖を使い獲物を絡め取りマイナス100度に凍らせる。(『ブラック2・ホワイト2』の図鑑より)
アマルルガ
名前 | アマルルガ |
タイプ | いわ/こおり |
初登場 | X・Y |
『X・Y』に登場する化石ポケモンのアマルルガ。体の表面の温度はマイナス150度です。
普段はとても大人しくやさしいポケモンですが、激しい怒りにかられると猛烈な冷気を噴き出してあたり一面を氷漬けにします。
マイナス150度の冷気をひし形の結晶から出して敵を包み氷漬けにする。(『X』の図鑑より)
カチコール
名前 | カチコール |
タイプ | こおり |
初登場 | X・Y |
『X・Y』で初登場したカチコール。マイナス100℃の冷気で大気中の水分を凍らせ、氷の装甲で身を守っています。
マイナス100度の冷気で敵を氷漬けにする。万年雪に覆われた山で群れをつくる。(『Y』の図鑑より)
モスノウ
名前 | モスノウ |
タイプ | こおり/むし |
初登場 | ソード・シールド |
『ソード・シールド』で初登場したモスノウ。なかよし度が十分高くなったユキハミが、夜にレベルアップすると進化します。
翅(はね)の温度はマイナス180℃という低温で、冷気を込めたりんぷんで戦います。
はねの温度はマイナス180度。冷気を込めたりんぷんを雪のようにふりまき野山を飛ぶ。(『ソード』の図鑑より)
まとめ
こおりタイプのポケモンで最も低い温度になるのは、レジアイスのマイナス200℃でした。
上記のポケモンたちを一覧にまとめると、下の図のようになります。
番外編
キュレム
名前 | キュレム |
タイプ | ドラゴン/こおり |
初登場 | ブラック・ホワイト |
『ブラック・ホワイト』に登場する伝説のポケモン、キュレム。
図鑑には「極低温の冷気を作る力を持っている」と書かれています。「極低温」とは、絶対零度(-273℃)に近い温度のことであり、レジアイスよりもさらに低い温度を操ることができると言えます。
ただ、正確な温度が書かれていないため、ランキングには入れていません。
極低温の冷気を作る力を持っているが自分の体を凍らせてしまっている。(『ホワイト』の図鑑より)
白馬バドレックス
正式な呼び方は、バドレックス(はくばじょうのすがた)。
名前 | バドレックス |
タイプ | エスパー/こおり |
初登場 | ソード・シールド |
『ソード・シールド』に登場する伝説のポケモン、バドレックスがブリザポスと合体した姿です。
図鑑には温度に関する記述はありませんが、公式サイトの説明を見ると、
バドレックスのサイコエネルギーによってブリザポスの能力が向上し、放出される冷気はマイナス300度にも至り、どんな悪路であろうと道を阻むものを瞬時に凍らせ砕きながら、七日七晩駆け続ける体力を持っている。
と書かれています。実際にはマイナス300℃という温度は物理的にあり得ませんが、それほどの強力な冷気を操るということなのでしょう。
図鑑の説明文ではないため、番外編としてこちらで紹介しました。