こだわりスカーフの素早さ計算、第2弾です。第1弾はこだわりスカーフを持った時の素早さ計算について解説しました。
今回は、「素早さ2段階アップ」と「素早さ1段階アップ+こだわりスカーフ」ではどちらが早いのか、解説します。
能力ランクの上昇で上がる素早さ
素早さランクが1段階上がると素早さは1.5倍、2段階上がると2倍になります。
例えば、レベル50の最速ボーマンダの素早さは167ですが、
素早さ2段階アップ時は167×2=334となります。
こだわりスカーフで上がる素早さ
「こだわりスカーフ」をポケモンに持たせると、1つの技しか選択できなくなる代わりに素早さが1.5倍になります。
先ほどのボーマンダの例では、「こだわりスカーフ」を持たせると
素早さは167×1.5=250.5となります。
このとき小数点以下は切り捨てられ、実数値は250です。(厳密には五捨五超入であり、小数点以下が「5」ちょうどの時は切り捨て、それ以外のときは通常の四捨五入をします)
特性「こだいかっせい」や「クォークチャージ」で素早さが1.5倍になる場合も同じ考え方です。
素早さランク上昇＋こだわりスカーフ
では、能力ランクが1段階上がった状態で「こだわりスカーフ」を持っていた場合はどうでしょうか。持ち物による補正とランク補正はかけ算で計算されます。
ボーマンダの例で計算すると、167(ボーマンダの素早さ)に1.5(ランク補正)と1.5(スカーフの倍率)をかけることになります。
ランク補正が先に計算され、小数点以下は切り捨てられます。
167×1.5=250.5。
次にスカーフの倍率が計算されます。
250×1.5=375。
よって実数値は375です。
2段階上昇時は334なので、結論としては2段階上昇よりも、1段階上昇＋スカーフの方が速いということになります。
こだわりスカーフは素早さを1.5倍にする持ち物であり、１ランク上げるわけではない、という点が重要です。