漫画『ポケットモンスターSPECIAL』は、これまでに主人公が交代しながら何章も連載が続いています。
今回は、ポケスぺの章と巻数、主人公の関係を解説します。
ポケスぺについて
概要
漫画「ポケットモンスターSPECIAL」(ポケスぺ)は、『赤・緑・青』編の第1章から『スカーレット・バイオレット』編の第16章まで連載が続いています。
章ごとに主人公が変わっていますが漫画としては巻数が続いており、例えば「ルビー・サファイア」編は15~22巻というようになっています。
各章について
各章と基になったゲーム、巻数の関係をまとめると次のようになります。
青字で書いてあるものは、その章だけがまとめられた単行本が発売されています。
章 | 元となったゲーム | 巻数 |
第1章 | 赤・緑・青 | 1-3巻 |
第2章 | ピカチュウ | 4-7巻 |
第3章 | 金・銀・クリスタル | 8-15巻 |
第4章 | ルビー・サファイア | 15-22巻 |
第5章 | ファイアレッド・リーフグリーン | 22-26巻 |
第6章 | エメラルド | 26-29巻 |
第7章 | ダイヤモンド・パール | 30-38巻 |
第8章 | プラチナ | 38-40巻 |
第9章 | ハートゴールド・ソウルシルバー | 41-43巻 |
第10章 | ブラック・ホワイト | 43-51巻 |
第11章 | ブラック2・ホワイト2 | 52-55巻 |
第12章 | X・Y | 55-61巻 「X・Y」編 |
第13章 | オメガルビー・ アルファサファイア |
62巻- 「Ωルビー・αサファイア」編 |
第14章 | サン・ムーン・ ウルトラサン・ウルトラムーン |
「サン・ムーン」編 |
第15章 | ソード・シールド | 「ソード・シールド」編 |
第16章 | スカーレット・バイオレット | 「スカーレット・バイオレット」編 |
第1章 (1-3巻)
第1章は『赤・緑・青』がベースになっています。
主人公はレッド。レッドの物語が中心となっていますが、ポケモン図鑑の所有者としてグリーンやブルーも登場します。
第2章 (4-7巻)
第2章は『ピカチュウ』版がベースになっています。
主人公はイエロー。他の章の主人公はゲームの主人公やライバルの姿をモデルにしていますが、イエローの見た目はポケスぺのオリジナルです。
第3章 (8-15巻)
第3章は『金・銀・クリスタル』がベースになっています。
主人公はゴールド、シルバー、クリスタル。9巻までは真斗先生が作画をしていますが、クリスタルが登場する10巻以降は山本サトシ先生が作画をしています。
第4章 (15-22巻)
第4章は『ルビー・サファイア』がベースになっています。
主人公はルビー、サファイア。ルビーはコンテスト制覇、サファイアはジム制覇を目指してホウエン地方をめぐる旅に出ます。
第5章 (22-26巻)
第5章は『ファイアレッド・リーフグリーン』がベースになっています。
主人公はレッド、グリーン、ブルー。第1章から約5年後の、カントー地方のナナシマが舞台です。
↓の画像は23巻ですが、物語は22巻の途中から始まります。
第6章 (26-29巻)
第6章は『エメラルド』がベースになっています。
主人公はエメラルド。「ポケモン」ではなく「ポケモンバトル」が好きという異色の主人公エメラルドが、バトルフロンティアに挑みます。
イエローと同じく、ポケスぺオリジナルのキャラクターです。
第7章 (30-38巻)
第7章は『ダイヤモンド・パール』がベースになっています。
主人公はダイヤモンドとパール。漫才師を目指す2人はとある勘違いから、大財閥のお嬢様との3人でテンガン山を目指し旅に出ることになります。
第8章 (38-40巻)
第8章は『プラチナ』がベースになっています。
主人公はプラチナ・ベルリッツ。前の章からの続きであり、シンオウ地方のバトルゾーンが舞台となっています。
第9章 (41-43巻)
第9章は『ハートゴールド・ソウルシルバー』がベースになっています。
主人公はゴールド、シルバー、クリスタル。アルセウスの入手を目論むロケット団と、ゴールドたちとの戦いが描かれます。
第10章 (43-51巻)
第10章は『ブラック・ホワイト』がベースになっています。
主人公はブラック、ホワイト。ポケモンリーグ優勝を夢みるブラックと一流のポケモンタレントを育てる夢を持つホワイトが出会い、イッシュ地方をめぐる中でプラズマ団の陰謀に巻き込まれていきます。
第11章 (52-55巻)
第11章は『ブラック2・ホワイト2』がベースになっています。
主人公はラクツ、ファイツ。それぞれ「ブラックツー」と「ホワイトツー」をもじった名前です。
国際警察の刑事ラクツがトレーナーズスクールに潜入し、元プラズマ団員ファイツに接触してプラズマ団の情報を得ようとするところから物語が始まります。
第12章 (55-61巻)
第12章は『X・Y』がベースになっています。
主人公はエックス、ワイ。エックスはポケモンバトルの高い実力を持っていましたが、幼い頃のトラウマで部屋に引きこもっており、ワイは彼をどうにか外へ連れ出そうとしています。
ある日、伝説のポケモンとそれを狙う集団によって彼らの住む町はめちゃくちゃにされてしまい、エックスとワイを含めた幼馴染の5人組は故郷を旅立つことになります。
この章だけをまとめた単行本も発売されています。
第13章 (62-巻)
第13章は『オメガルビー・アルファサファイア』がベースになっています。
主人公はルビー、サファイア、エメラルド。世界に迫る巨大隕石の危機をくい止めるため、ルビーたちが奮闘します。
2025年4月現在、通巻版で発売されているのは64巻で、第13章が続いています。
この章だけをまとめた単行本も発売されています。
第14章 (サン・ムーン編)
第14章は『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』がベースになっています。
主人公はサン、ムーン。貯金一億円を目指す「運び屋」のサンと、薬剤師で弓の名手のムーンを中心に、アローラ地方で巻き起こる事件が描かれます。
先行版の全6巻が発売されています。
第15章 (ソード・シールド編)
第15章は『ソード・シールド』がベースになっています。
主人公は剣創人(つるぎ・そうど)と盾・シルドミリア。歴代で初めて漢字の名前が付けられました。愛称は「そーちゃん」と「しーちゃん」。
ポケモンの武器を作る身具職人の創人と天才エンジニアのシルドミリアが、ガラル地方を旅してジムチャレンジに挑み、ガラル地方に迫る脅威にも立ち向かっていきます。
先行版の全7巻が発売されています。
第16章 (スカーレット・バイオレット編)
第16章は『スカーレット・バイオレット』がベースになっています。
主人公はスカーレット・コイトとバイオレット・ラング。
トレジャーハンターを生業とするスカーレットと「スピード王子」を自称するバイオレットがパルデア地方を駆け巡り、「ひでんスパイス」の収集やスター団との戦いが描かれます。
先行版の3巻までが発売されています。