ポケモンを繰り出すたびにダメージを受ける技、ステルスロック。
今回はソード・シールドでのステルスロックの解説と、その対策方法をまとめました。
解説を飛ばして対策だけ見たい方はこちらでジャンプ
ステルスロックについて
ステルスロックの概要
技データ
技 | ステルスロック |
分類 | 変化 |
タイプ | いわ |
PP | 20 |
命中 | – |
対象 | 相手の場 |
効果 | 相手は、交代時に最大HPの 1/8×いわタイプへの相性分の、 ダメージを受ける。 |
- ステルスロック状態では、ポケモンが場に出るたびに、最大HPの1/8×いわタイプへの相性分のダメージを受けます。(小数点以下は切り捨て)
- 抜群(4倍)には最大HPの1/2。
- 抜群(2倍)には最大HPの1/4。
- 半減(1/2)には最大HPの1/16。
- 半減(1/4)には最大HPの1/32。
- ターン経過によっては解除されません。
- 場に対しての技であるため、みがわりやまもるでは防げません。
ダイマックスした場合
ステルスロックをダイマックスして使うと、ダイウォールになり、相手の攻撃を防ぎます。
攻撃側のステルスロックに対して防御側がダイウォールを使っても、防ぐことはできません。(場に対しての技なので)
入手方法
わざレコード76で習得できます。わざレコード76はワイルドエリアのワットショップや、岩タイプや地面タイプとのレイドバトルで入手可能です。
効果の順番
ステルスロックのダメージは、場に出たときに発動する特性(いかく、ひでり等)よりも先に受けます。残りHPがわずかなポケモンを場に出すと、特性が発動する前にダメージを受けてひんしになります。
いやしのねがいやみかづきのまいによる交代と回復はターン終了時に行われ、そのあとにステルスロックのダメージを受けます。
キョダイガンジン
キョダイマックスカジリガメが、みずタイプの攻撃技を使うとキョダイガンジンになります。
相手にダメージを与え、相手の場にステルスロックを設置する追加効果があります。
キョダイコウジン
キョダイマックスダイオウドウが、はがねタイプの攻撃技を使うとキョダイコウジンになります。
相手にダメージを与え、相手の場にはがね版のステルスロックを設置する追加効果があります。これは、はがねタイプとの相性によって、ダメージの受け方が変わります。
ステルスロックの使われ方
- HPを削られることで、きあいのタスキやがんじょうを無効化されます。
- 最初のターンに使うことが多いですが、あえて別の技を使い、隙を見てステルスロックを使ってくる場合もあります。
- 特性がんじょうのポケモンが使う場合は、特性により一撃では倒れないため、ステルスロックを使うターンを確保できます。
- 交代を多用するパーティだと、その度にダメージを受けてしまいます。他の技や道具と組みあわせて交代を強いられることもあります。
- ほえるやふきとばしで強制的に交代
- あくびで交代を促す(交代しなければ次ターンねむり状態になる)
- 持ち物レッドカードで、攻撃してきた相手を強制的に交代させる
ステルスロックの対策
ステルスロックの対策は、以下の方法が考えられます。
- 相手からステルスロックを受けない
- 自分の場のステルスロックを解除する
- ステルスロックを受ける想定で戦略でカバー
以下で、具体的な方法を紹介します。
1.技を受けない
マジックミラー
相手から受ける変化技を跳ね返す特性で、ステルスロックを跳ね返すことができます。
ただし、自分が場にいるときに相手からの変化技を跳ね返すため、すでに設置されているステルスロックは無効化できません。
ただし、特性かたやぶりのポケモンが使うステルスロックは、跳ね返すことができません。
マジックガード
攻撃技以外でダメージを受けない特性のため、ステルスロックでダメージは受けません。
特性マジックガードのポケモンは、次の通りです。
ちょうはつ
相手の変化技を封じることができる、変化技です。
役立つ場面はステルスロックをされる前に限りますが、多くのポケモンが覚え、変化技全般に有効なため、変化技が主体の相手には、かなり有効な対策です。
ふういん
自分が覚えている技を、相手が使えなくする変化技です。自分がステルスロックを覚えていれば、相手のステルスロックを封じて自分だけが使うことができます。
ふういんとステルスロックを両立できるポケモンは次の通りです。
マジックコート
対戦で使うには読みが必要ですが、相手から受ける変化技を無効化し、相手にその技を使い返す変化技です。
マジックコートを覚えるポケモンは次の通りです。
2.技を解除する
こうそくスピン
威力50の攻撃と同時に、自身の場のステルスロックを解除できます。他にもしめつけるなどのバインド状態や、やどりぎのタネを解除することもでき、自身の素早さを1段階上げる効果があります。
注意点としては、ノーマルタイプの攻撃技であり、まもるやゴーストタイプで無効にされると発動しません。
技を覚えるポケモン:コータス、ドリュウズなど
コートチェンジ
お互いの場の状態を入れ替える、変化技です。リフレクターやおいかぜなど、相手に有利な状態も入れ替えられるので、一気に形成逆転も狙えます。ただし、自分が相手に放ったステルスロックなども入れ替えてしまうので、注意が必要です。
エースバーンの専用技です。
きりばらい
相手の回避率を1段階下げ、相手の場のリフレクター、ひかりのかべ、オーロラベール、お互いの場の設置技、フィールドの状態を打ち消す変化技です。ただし、自分が相手の場に設置したステルスロックも解除されてしまいます。
技を覚えるポケモン:ファイアロー、アーマーガアなど
キョダイフウゲキ
キョダイマックスしたアーマーガアが、ひこうタイプの攻撃技を使うとキョダイフウゲキになります。
相手にダメージを与えたあと、相手の場のリフレクター、ひかりのかべ、オーロラベール、お互いの場の設置技、フィールドの状態を打ち消します。
3.技を受けた上での対策
HP調整で対策
例えばリザードンやモスノウは、いわタイプが4倍弱点です。このため、ステルスロックで最大HPの1/2のダメージを受けてしまい、2回場に出ただけでひんしになってしまいます。
この計算は小数点以下は切り捨てのため、努力値を調整してHPを奇数にしておくことで、ステルスロックのダメージを2度受けても、HPが1残ることになります。
Lv.50でのHP実数値は153です。
あつぞこブーツ
フィールドに設置された技の効果を受けない道具です。HPが減ると特性が発動しなくなるファイアローにとっては、かなり恩恵を受けられます。
ステルスロックのダメージを受けませんが、解除できるわけではありません。
こだわりトリック
こだわりスカーフ、こだわりメガネ、こだわりハチマキといった道具は、持たせると1つの技しか使えなくなります。
先制でトリックを使い、相手がステルスロックを使った場合、次のターン以降、相手はステルスロックしか選択できなくなります。
その他、プレイングで対策
- 相手がステルスロックを使う前に一度の攻撃で倒すことができれば、問題ありません。連続技であれば、きあいのタスキや特性がんじょう相手でも倒すことができます。
- 相手がステルスロックを使うターン、自分は別の行動ができます。ほぼ確実にステルスロックと予想できるなら、積み技やみがわりなどを使ったり、交代するチャンスとも言えます。
- ステルスロックでHPが半分削られるポケモン(モスノウ、マルヤクデなど)のHPを偶数に調整して、オボンのみを持たせておくと、場に出してHPが減った後にきのみで回復でき、疑似的にダメージを減らすことができます。
ステルスロックを覚えるポケモン
ソード・シールドで、ステルスロックを使えるポケモンは、次の通りです。
最終進化 (50音順)
進化しない (50音順)
中間進化 (50音順)
進化前 (50音順)
伝説のポケモン
ランクバトル・シリーズ10~12では、伝説のポケモンをパーティに入れられます。ステルスロックを使える伝説ポケモンは以下の通りです。
幻のポケモン
通常、ランクバトルでは使用できませんが、ステルスロックを使える幻のポケモンは以下の通りです。
素早さ順
ステルスロックを使うポケモンを素早さ種族値順に並べると、次のようになります。
おわりに
私は炎統一パーティを使っており、いままで数百回ステルスロックを受け続けてきました。自身の研究のために今回の記事を書きましたが、ステルスロック対策が広まれば、やがて世の中からステルスロックを使う人が少なくなるだろうと願っています。
今後も新たな対策が見つかれば、追記していきたいと思います。