【ポケモン剣盾】エースバーンの対策【リベロ】

ソード・シールド
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サッカー選手のような見た目のポケモン、エースバーン。ガラル御三家の1匹、ヒバニーの最終進化形です。

2020年6月2日、隠れ特性リベロが解禁されて以来、エースバーンはぐんぐん使用率を伸ばし、あっという間にランクバトルの使用率1位に躍り出ました。(6月5日時点)

今回は、またたく間に強ポケモンの一角となった、エースバーンの対策について、ポケモンHOMEの情報を基に紹介します。

エースバーンの育成論はこちら

エースバーンの基本情報

タイプ1
ほのお
HP攻撃防御特攻特防素早備考


80116756575119合計
530



187184139128139188
168127117127171

155136958595139最遅111
特性効果
もうかHPが1/3以下の時、ほのおタイプの
技の威力が1.5倍になる。
リベロ自分の技を出す時直前に、
自分のタイプが技と同じタイプになる。

攻撃素早さが高く、物理アタッカーとして育てやすいです。耐久面で突出しているものはありませんが、とりたてて低いわけでもありません。

特性の割合は、6月7日時点では、リベロが97.1%もうかが2.9%であり、リベロが圧倒的に多いです。

このため、以下の記事では、エースバーンの特性はリベロを前提とします。

 

特性リベロについて

概要

リベロは、自分のタイプが、使う技と同じタイプに変化する特性です。自分の番で技を使う直前に変化します。

すべての技をタイプ一致で使えることになり、タイプ不一致では若干威力が足りなかった技でも、強力な主力技になります。

特性が発動するとき

攻撃技・変化技を問わず発動します。

また、技が外れたり、まもる等で防がれたときでもこの特性は発動し、タイプが変化します

特性が発動しないとき

ふいうちやカウンターなど、発動に条件のある技については、その条件が満たされなかったときはタイプが変化しません

ふいうち:相手が攻撃技を選んでいないと失敗。
カウンター:相手が物理技を選んでいないと失敗。

 

エースバーンの主な技

使用率トップ10の技

6月7日のポケモンHOMEの情報から、エースバーンが搭載している技を紹介します。

使用率の数字は変動するため、参考程度に考えてください。

使用率技名
(タイプ)
威力ダイマックス
時の威力
効果
命中
82.3%かえんボール
(ほのお)
1201401割で相手をやけど。
90
81.6%とびひざげり
(かくとう)
12095失敗したら自分に
最大HPの半分ダメージ。
100
79.4%ふいうち
(あく)
70120先制技(優先度:+1)。
相手が攻撃技でないと失敗する。
100
67.2%とびはねる
(ひこう)
851301ターン目で空中へ飛び、
2ターン目で攻撃。
85
32.2%アイアンヘッド
(はがね)
801303割で相手をひるみ。
100
12.1%とんぼがえり
(むし)
80130攻撃後、手持ちの
ポケモンと入れ替わる。
100
10.3%ビルドアップ
(かくとう)
自分の攻撃と防御を
1段階アップ。
5.9%しねんのずつき
(エスパー)
801302割で相手をひるみ。
100
5.5%カウンター
(かくとう)
75自分が受けた物理ダメージの
2倍を相手に与える。
100
4.5%ダストシュート
(どく)
120953割で相手をどく。
80

とびはねるは、ダイマックスして使うことでダイジェットとなり、自身の素早さを1段階上げる効果があります。もともと素早さの高いエースバーンですが、この技によりほとんどのポケモンを素早さで上回れます。

命中が100ではないかえんボールとびひざげり、相手の行動によっては不発になるふいうちですが、いずれもダイマックス技として使えば必中になるため、ダイマックスとの相性は抜群です。

トゲキッスやミミッキュの弱点を突けるアイアンヘッド、サザンドラに抜群のとんぼがえりなど、中威力の技でもタイプ一致で使うことで高威力が期待でき、5位以下の技も十分選択肢に入ります。

キョダイカキュウ

キョダイマックス個体のエースバーンが使う炎タイプの技は、キョダイカキュウという技になります。

元の技の威力によらず威力160となり、相手の特性を無視して攻撃します。この効果により、ミミッキュのばけのかわを無視して攻撃が可能です。

使用率トップ10以外の有用な技

現在は使用率上位には入っていませんが、今後増えるかもしれない有用な技をいくつか紹介します。

にどげり

かくとうタイプ、威力30の2回攻撃の、物理技です。ダイマックス時の威力は80。

きあいのタスキを持っていることが多いドリュウズルカリオを、1ターンで倒すことができます。

特性もうかでは威力不足でしたが、リベロであれば採用価値はあります。

 

アクロバット

ひこうタイプ、威力55の物理技です。持ち物がない時に威力が2倍(110)になります。ダイマックス時の威力は100と、少々物足りませんが、メリットもあります。

とびはねるは通常時に使うと攻撃に2ターンかかりますが、アクロバットであれば1ターンで攻撃可能であり、条件次第でとびはねる以上の威力が出せます。

きあいのタスキや各種きのみを持つエースバーンであれば、この技の採用も候補になると思います。

 

エレキボール

でんきタイプの特殊技です。相手より素早さが高いほど威力が高くなります。1倍未満は40、2倍未満は60、3倍未満は80、4倍未満は120、それ以上は150です。

使い勝手の悪い印象の技ですが、ダイマックスして使うと威力130になり、エースバーンの唯一の電気技として、ギャラドス対策として採用の可能性があります。

 

みがわり

ノーマルタイプの変化技です。自分の最大HPの1/4を使ってみがわりを作り出し、相手からの攻撃をみがわりが受けます。

でんじはあくびなどの変化技も防げるため、エースバーン対策として状態異常にするポケモンが増えてくると、みがわりの採用率が上がると思います。

相手のダイマックスターンを枯らすために、みがわりで粘ることもできるので、役に立つ場面は多々あります。

 

エースバーンの主な持ち物

6月7日のポケモンHOMEの情報から、エースバーンの主な持ち物を紹介します。

使用率の数字は変動するため、参考程度に考えてください。

使用率どうぐ効果
60.7%いのちのたま使う技の威力が1.3倍になり、攻撃後に
自分のHPが最大の1/10減る。
11.3%ラムのみ自分が状態異常になった時に
消費して状態異常を治す。
9.6%きあいのタスキHPが最大の時、自身がひんしになる
ダメージや一撃必殺を受けても必ず1残る。
1度使用すると無くなる。
5.2%こだわりスカーフ同じ技しか出せなくなるが、素早さが1.5倍になる。
ダイマックス中は、効果がなくなる。
4.5%たつじんのおび効果抜群の技を使った時に威力が1.2倍になる。
3.5%こだわりハチマキ同じ技しか出せなくなるが、攻撃が1.5倍になる。
ダイマックス中は、効果がなくなる。
0.9%チイラのみ自身のHPが1/4以下になった時に消費して、
攻撃ランクが1段階上がる。
0.8%とつげきチョッキ特防が1.5倍になるが、変化技を出せなくなる。
0.6%こうかくレンズ技の命中率が1.1倍になる。
0.5%ちからのハチマキ物理技の威力が1.1倍になる。

現状、いのちのたまが6割を占めています。ダイマックス時にも効果があり、ダイマックスして一気に制圧するタイプのエースバーンとは好相性の持ち物です。

次いで状態異常対策のラムのみ、耐久を補うきあいのタスキとなっています。

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エースバーンの強さまとめ

エースバーンの強さをまとめると、以下の点が挙げられます。

  • 特性リベロにより、すべての技をタイプ一致(威力1.5倍)で使える
  • 高い素早さと攻撃・そこそこある耐久・習得する技がダイマックスと好相性
  • 先制でタイプ変化することにより、相手から抜群で技を受けにくい

      現環境では、いのちのたまを持ってダイマックスする型が多いため、この型のエースバーンへの対策を考えたいと思います。

       

      エースバーンの対策

      タイプに依存しない物理受け

      エースバーンの覚える技で弱点を突かれない、高耐久のポケモンであれば、ある程度有利に戦うことができます。ただし、エースバーン側もその対策に積み技を使う場合もあるので、100%の対策とまでは言えません。

      バンバドロ

      特性じきゅうりょくのバンバドロは、攻撃を受けるたびに防御が1段階アップします。エースバーンがダイナックルで攻撃を上げても、こちらも同じ速度で防御を上げられます。

      防御特化したバンバドロに対し、ようきエースバーンのいのちのたまダイバーン(かえんボール)で、乱数2発(49.7~58.9%ダメージ)です。

      回復手段がねむるしかありませんが、一度要塞化してしまえば物理技で突破するのは困難なので、物理受けとして非常に優秀です。

       

      カバルドン

      防御特化したカバルドンであれば、ようきエースバーンのいのちのたまダイバーン(かえんボール)でも、乱数2発(43.7~51.1%ダメージ)です。

      カバルドンはあくびがんせきふうじも覚えるので、自身が倒れたとしても、後続のポケモンはエースバーンに有利に戦うことができます。じしんは先制のダイジェットで無効化されてしまうので注意。

       

      ウインディ

      特性いかくの物理受け型ウインディには、エースバーンから抜群で通る技は無いため(厳密にはマッドショットがありますが)、あさのひざしでの回復が間に合います。

      防御特化したウインディに対し、攻撃1段階ダウンしたようきエースバーンのいのちのたまダイジェット(とびはねる)で、確定3発(38~45.6%ダメージ)です。

      タイプが変化したエースバーンにはおにびも有効なため、エースバーンの攻撃性能を封じることができます。

       

      ギャラドス

      特性いかくの物理受け型ギャラドスであれば、エレキボール持ち以外のエースバーンには有利に戦えます。

      防御特化したギャラドスに対し、攻撃1段階ダウンしたようきエースバーンのいのちのたまダイジェット(とびはねる)で、確定3発(37.1~44.5%ダメージ)です。

      ギャラドス側に回復手段がありませんが、でんじはでエースバーンの素早さを下げることができます。

      状態異常にする

      ウインディやギャラドスの欄でも紹介しましたが、エースバーンの強さの源である、素早さと攻撃力を封じるため、でんじはおにびが対策として考えられます。

      本来ほのおタイプのエースバーンにおにびは効きませんが、リベロによりタイプがほのお以外になっていると、やけど状態にすることができます。再びほのおタイプに戻ったとしても、回復はしません。

      ただ、状態異常対策としてラムのみを持っていたり、みがわりを覚えている可能性もあります。

      タスキカウンター

      物理ポケモン対策としてよく挙げられるのが、きあいのタスキを持たせて物理技を受け、カウンターで反撃する戦法です。エースバーンは基本的に物理型であるため、カウンターは有効な対策となります。

      ただし、相手のサポートのポケモンがステルスロックをまき、後続のエースバーンで全抜きする戦い方が、簡単で強い戦法として考えられるため、ステルスロック自体も対策しておくことが必要になります。

      ステルスロック対策についての記事はこちら

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      トリックルーム

      素早さの低い方から攻撃できるようになるトリックルームを使うことで、エースバーンより先に行動できるようになります。

      注意点としては、ほとんどのエースバーンは先制技ふいうちを覚えているため、トリックルーム下の主力ポケモンは、あくタイプに抜群をとられないタイプにしておきたいです。

      トリックルーム戦術について詳しくはこちら

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      PPを枯らす

      エースバーンの主力技である、かえんボール・とびはねる・ふいうちはいずれもPPが5であり、とびひざげりもPPは10です。

      特性プレッシャーやまもる・みがわり・うらみなどでエースバーンのPPを枯らすことができれば、かなり有利になります。

      ただし、特性プレッシャーのポケモンはあくタイプやゴーストタイプが多いため、PPを削り切る前に抜群をとられて倒されないように気を付けましょう。特性プレッシャーのマニューラヨノワールで、マニューラへのかくとう技を読んでヨノワールに交代するという戦術もできそうです。

      PPについて詳しくはこちら

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      おわりに

      対戦環境で猛威を振るっているエースバーンですが、今後、エキスパンションパスにより多くのポケモンが追加されれば、ある程度の数に落ち着くと思われます。

      それでも驚異の強さを持っていることは間違いないため、今後も新しい対策方法が見つかれば、追記していきます。

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