ポケモン対戦で起きる状態変化の1つに、ひるみがあります。
今回は、ひるみが発生する場合や、ひるみを使った戦術について解説します。
ひるみの概要
ひるみは技の追加効果によってのみ発生し、ひるみになるとそのターン行動できません。
後攻の場合のみ、ひるみが発生するため、先制したポケモンがひるみになることはありません。
また、ダイマックスしているポケモンは、ひるみ状態になることはありません。
相手をひるみ状態にする技
100%でひるみ
ねこだましは、場に出た最初のターンにしか使えませんが、100%の確率で相手をひるませます。また、おうじゃのしるしを持ったポケモンがなげつけるを使うと、技を受けた相手は100%ひるみます。
30%でひるみ
以下の技は、30%の確率で相手をひるませます。
アイアンヘッド | いびき | いわなだれ |
エアスラッシュ | おどろかす | かみつく |
ゴッドバード | ずつき | ダブルパンツァー |
つららおとし | – | – |
20%でひるみ
以下の技は、20%の確率で相手をひるませます。
あくのはどう | しねんのずつき | たきのぼり |
たつまき | ドラゴンダイブ | – |
10%でひるみ
以下の技は、10%の確率で相手をひるませます。
かみなりのキバ | こおりのキバ | じんつうりき |
ほのおのキバ | – | – |
ひるみに関する特性
あくしゅう
相手に技のダメージを与えると、10%の確率でひるませます。連続技には1回ごとにひるみの判定があります。
ただし、ひるみの追加効果がある技には効果が無く、元々の確率でひるみが発生します。
戦闘には無関係ですが、手持ちの先頭にいると、野生のポケモンと出会いにくくなります。
この特性のポケモン:マタドガス(原種)、スカタンク、ダストダス
せいしんりょく
自分がひるみ状態になりません。また、相手の特性いかくの効果も受けません。
この特性のポケモン:ブラッキー、ルカリオ、ヤレユータンなど
ふくつのこころ
自分がひるみ状態になると、素早さが1段階アップします。
この特性のポケモン:ルカリオ、エルレイド、ネギガナイトなど
りんぷん
技の追加効果を受けません。
この特性のポケモン:アブリボン、モスノウ
ひるみに関する道具
おうじゃのしるし
持たせると、自分が攻撃技を使用した時に、10%の確率で相手がひるむ効果が追加されます。ただし、ひるみの追加効果がある技には効果が無く、元々の確率でひるみが発生します。
また、特性あくしゅうと重複することはなく、確率は10%のままです。
入手方法:8番道路に落ちています。
ひるみ戦術と確率
てんのめぐみ+ひるみ技
追加効果の発生確率が2倍になる特性てんのめぐみのポケモンが、30%でひるませる技エアスラッシュを使うと、60%で相手をひるませることができます。
トゲキッスがこの戦法を使うことで有名です。
トゲキッスについてはこちらでくわしくまとめています。

まひ+ひるみ
状態異常のまひとひるみ技を組み合わせて、相手の行動できる確率を下げる戦法です。「まひるみ戦法」と呼ばれることがあります。
例えば、まひ状態の相手にずつき(30%ひるみ)を使うと、約48%で相手を行動不能にできます。
技の命中率(100%)×ひるまない確率(70%)×まひで動く確率(75%)=52.5%
相手が動けない確率は、
100%-52.5%=47.5%
てんのめぐみ+まひ+ひるみ
特性てんのめぐみのトゲキッスがまひ状態の相手にエアスラッシュを使った場合、約68%で相手を行動不能にできます。
技の命中率(95%)×ひるまない確率(40%)×まひで動く確率(75%)+技が外れる確率(5%)×まひで動く確率(75%)≒32.3%
相手が動けない確率は、
100%-32.3%=67.7%
おうじゃのしるし+連続技
おうじゃのしるしを持ったポケモンが使う連続技は、1回ごとにひるみの判定がされます。
特性スキルリンクのパルシェンやチラチーノにおうじゃのしるしを持たせて連続技を使うと、約41%で相手を行動不能にできます。
技の命中率(100%)×技でひるまない確率(90%)^5≒59%
相手が動けない確率は、
100%-59%=41%