ニンテンドー3DSでは、初代や第2世代のポケモンのソフトをダウンロードし、遊ぶことができます。
今回は、バーチャルコンソール版の『ポケットモンスター』シリーズについて解説します。
バーチャルコンソールとは?
バーチャルコンソール(VC)は、任天堂で過去に発売されていたゲームをニンテンドー3DSやWii Uのダウンロードソフトとして遊べるサービスです。『ポケットモンスター』シリーズでは、ニンテンドー3DSで、初代の『赤・緑・青・ピカチュウ』と第2世代の『金・銀・クリスタル』が発売されています。
ニンテンドーeショップから購入でき、amazonでもダウンロード番号を購入できます。
VC版ポケモンの特徴
後の作品へ送ることができる
ポケモンバンクが必要
ニンテンドー3DSのダウンロードソフト『ポケモンバンク』と『ポケムーバー』を使うことで、『サン・ムーン』以降のソフトへ、VC版で捕まえたポケモンを送ることができます。
『ポケモンバンク』は無料でダウンロードできますが、利用には年間500円の使用料が必要になります。『ポケムーバー』は、『ポケモンバンク』内でダウンロードできます。
『ポケムーバー』では、VC版や『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』のボックス1に入っているポケモンを、ポケモンバンクに送ることができます。ボックス1のポケモンが全て送られるので、各ソフトでボックスを整理しておきましょう。
さらに『ソード・シールド』以降に送る場合はニンテンドースイッチのダウンロードソフト『ポケモンHOME』が必要になります。
GBマークが付く
VC版で捕まえたポケモンを『ポケモンバンク』を経由して他のソフトに送ると、ゲームボーイの形をしたマークが付き、バーチャルコンソール産であることが判別できるようになっています。
能力が強力
VC産のポケモンは必ず、HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの6つの能力のうち3つ以上が「さいこう」(個体値が3V以上)となっています。また、通常では手に入らない特性の隠れ特性になります。
ただし隠れ特性から通常の特性に変えることはできないので、その点は注意が必要です。
モンスターボール入り
モンスターボール以外で捕まえたポケモンでも、『ポケモンバンク』に送るとモンスターボールに入った状態になります。
色違いはそのまま
色違いのポケモンは、そのまま送られます。また、色違いの概念がない初代のポケモンの場合でも、色違いとなる場合があります。
無線通信が可能
VC版の『ポケットモンスター』同士は3DSのワイヤレス通信が可能であり、ポケモンの交換や対戦が可能です。
ゲームボーイでの通信には「通信ケーブル」が必要でしたが、ニンテンドー3DSでは必要なくなっています。
(参考)通信ケーブル
ミニゲームが遊べる(ピカチュウのみ)
VC版『ピカチュウ』では、セキチクシティ南の海岸(19番水道)にある海の家で、「ピカチュウのサマービーチ」というミニゲームが遊べます。
ゲームボーイ版では、特殊な入手方法でしか手に入らない「なみのり」を覚えたピカチュウが必要でしたが、VC版では最初にもらったピカチュウが手持ちにいれば、遊ぶことができます。
セレビィが入手可能(クリスタルのみ)
VC版『クリスタル』では、殿堂入り後にセレビィを捕獲できるイベントがあります。ここでは色違いのセレビィも出現する可能性があります。『金・銀』ではこのイベントはありません。
過去作限定技が覚えられる
後の作品では習得できない技でも、初代や第2世代では覚えられる場合があり、技を覚えさせて『ポケモンバンク』や『ポケモンHOME』へ送ることで、珍しい技を覚えたポケモンを連れてくることができます。
有名なものでいうと「でんじほう」を覚えたブースターや、「じわれ」を覚えたリザードンなどです。
販売終了について
ニンテンドーeショップは2023年3月末にサービス終了が決定しており、バーチャルコンソール版『ポケットモンスター』シリーズや『ポケモンバンク』は、購入できなくなります。
購入を考えている人は、お早めにどうぞ。