「さいやくポケモン」たちが持つ固有の特性には、相手の能力を下げる効果があります。
今回は、「わざわいの○○」の効果について解説します。
さいやくポケモンとは
さいやくポケモンの概要
さいやくポケモンとは、パルデア地方の4か所にある祠(ほこら)に封印されている4匹のポケモンです。各地にある杭を抜くことで封印が解け、捕獲可能になります。
杭の場所はこちらで解説しています。
また、公式の呼び方ではありませんが「四災」と呼ばれることもあります。
さいやくポケモンの能力
各ポケモンの能力は次の通りです。
チオンジェン | |
種族値 | HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ 85-85-100-95-135-70 |
タイプ | あく/くさ |
特性 | わざわいのおふだ |
「わざわいのおふだ」は、自分以外の攻撃が3/4倍になる効果です。
パオジアン | |
種族値 | HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ 80-120-80-90-65-135 |
タイプ | あく/こおり |
特性 | わざわいのつるぎ |
「わざわいのつるぎ」は、自分以外の防御が3/4倍になる効果です。
ディンルー | |
種族値 | HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ 155-110-125-55-80-45 |
タイプ | あく/じめん |
特性 | わざわいのうつわ |
「わざわいのうつわ」は、自分以外の特攻が3/4倍になる効果です。
イーユイ | |
種族値 | HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ 55-80-80-135-120-100 |
タイプ | あく/ほのお |
特性 | わざわいのたま |
「わざわいのたま」は、自分以外の特防が3/4倍になる効果です。
さいやくポケモンの特性
「わざわいのおふだ」「わざわいのつるぎ」「わざわいのうつわ」「わざわいのたま」に共通する効果として、以下の効果が挙げられます。
素早さ順で発動
「にほんばれ」や「いかく」など、場に出たときに発動する特性とは、素早さが高い順に発動し(メッセージが表示され)ます。
自分以外に効果がある
場に出ている自分以外の全員に効果があり、ダブルバトルでは味方にも影響します。
ただし同じ特性のポケモンがいる場合には効果は重ならず、3/4倍のままになります。
また、同じ特性のポケモンに対しては効果がありません。例えばイーユイvsイーユイの対面になった場合、お互いに「わざわいのたま」の効果は受けません。
場を離れると能力は戻る
「わざわいの○○」の効果は場に出ている間だけ続き、この特性を持つポケモンが場を離れると効果は無くなります。
クリアボディは効果なし
「クリアボディ」や「しろいけむり」は能力ランクの変化を防ぐ特性ですが、「わざわいの○○」は能力ランクを変化させる効果ではなく、ステータス自体に影響がある効果であるため、これらの特性は効果がありません。
持ち物「クリアチャーム」も効果がありません。
まけんき・かちきも効果なし
「まけんき」や「かちき」は相手に能力ランクを下げられたときに発動して能力が上がりますが、「わざわいの○○」に対しては発動しません。
持ち物「しろいハーブ」も効果がありません。
あまのじゃくも効果なし
「あまのじゃく」は能力ランクの上昇・下降が逆になる特性であり、「わざわいの○○」に対しては発動しません。
かたやぶりで無視できない
「かたやぶり」は相手の特性を無視して攻撃できる特性ですが、「わざわいの○○」に対しては効果がありません。
特性の書き換えは可能
「なやみのタネ」や「スキルスワップ」といった、相手の特性を変える技は効果があります。
また、「なりきり」や「うつしえ」で相手と同じ特性になれば、同じ「わざわいの○○」の効果はお互いに受けません。