タマゴが早く孵化する特性「ほのおのからだ」。
今回は、ほのおのからだの効果についてくわしく調べました。
ほのおのからだの効果
タマゴの孵化歩数半減
『スカーレット・バイオレット』ではピクニックでタマゴが見つかることがあります。
タマゴは手持ちに入れて歩き回ることで孵化しますが、手持ちに特性「ほのおのからだ」のポケモンがいると、タマゴが孵化するのに必要な歩数が半減します。
同様の効果を持つ特性に「じょうききかん」と「マグマのよろい」があります。
『スカーレット・バイオレット』でそれぞれの特性を持つポケモンは次の通りです。
(隠)は隠れ特性。
ほのおのからだ | じょうききかん | マグマのよろい |
ファイヤー(隠) ヒードラン(隠) メラルバ ウルガモス ヒノヤコマ ファイアロー トロッゴン セキタンザン カルボウ(隠) |
タンドン トロッゴン セキタンザン |
バクーダ |
ほのおのからだ
相手が直接攻撃してきた場合、3割の確率で相手をやけど状態にします。
じょうききかん
みずタイプ・ほのおタイプの技を受けると素早さが6段階アップします。
マグマのよろい
こおり状態になりません。
タマゴ状態でも効果はある?
「ほのおのからだ」はタマゴの状態でも効果があるか調べるため、以下の方法で検証を行いました。
検証
準備
隠れ特性「むしのしらせ」のウルガモスとメタモンを親にしたタマゴを20個用意します。
また、タマゴ以外の手持ちポケモンは孵化に関係のない特性とします。
タマゴを1つずつ孵化
メラルバのタマゴ1つを手持ちに入れ、ライドのダッシュ状態で走り回ったところ、孵化する時間が約1分半のものと約3分のものが存在しました。
これらのポケモンの特性を調べると、
1分半で孵化したものはすべて「ほのおのからだ」であり、3分で孵化したものはすべて「むしのしらせ」でした。
このことから、「ほのおのからだ」は自分自身にも孵化歩数半減の効果があると考えられます。
タマゴをまとめて孵化
次に、メラルバのタマゴ5個を手持ちに入れて同様に走り回りました。残りの1匹は孵化に影響を及ぼさないポケモンです。
このときは約1.5分で1つ目のタマゴが孵化し、その後は数歩移動するごとにタマゴが孵化していきました。
孵化したメラルバの中には「ほのおのからだ」の個体と「むしのしらせ」の個体が混在していたことから、「ほのおのからだ」はタマゴ状態でも他のタマゴに効果を及ぼすと考えられます。
他のソフトでは
『ソード・シールド』でヒトモシを1匹ずつ孵化した結果、こちらでは「もらいび」でも「ほのおのからだ」でも、同じ歩数で孵化しました。
また、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では、隠れ特性「ほのおのからだ」のポニータで検証し、「もらいび」でも「ほのおのからだ」でも同じ歩数で孵化することを確認しました。
結論
検証結果から、以下の結論が得られました。
- 特性「ほのおのからだ」は、この特性を持つポケモン自身にも効果があり、自身の孵化歩数を半減する。
- 特性「ほのおのからだ」は、この特性のポケモンがタマゴの状態でも、他のタマゴの孵化歩数を半減させる効果がある。
- 上記の1、2は『ソード・シールド』や『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では効果がない。(第7世代以前は未確認)
また、タンドンでも同様の検証を行い、「じょうききかん」の方が「たいねつ」よりも早く孵化したので、「じょうききかん」も同じ効果があると考えられます。
なんの役に立つ?
正直、特に役に立つことはありません。
「ほのおのからだ」のポケモンを孵化するとき、タマゴ以外の手持ちの特性がなんでも構わないというぐらいです。
ただし、タマゴで孵化するポケモンで特性が確実に「ほのおのからだ」と言えるものは、メラルバしかいません。(タンドンも「じょうききかん」か「たいねつ」の2通りの可能性があります)