エキスパンションパス・鎧の孤島のクリア後に挑戦できる、しばり組手。タイプ統一で連勝を目指す対戦形式です。
相手のポケモンの持ち物や技構成がしっかりしているため、甘く見ていると5連勝するのも簡単ではありません。今回は、炎統一で50連勝を達成しましたので、そのパーティを紹介します。
しばり組手について
しばり組手は、1つのタイプで連勝を目指す対戦形式です。マスター道場に入って正面の扉の前にいる門下生に話しかけると挑戦できます。
挑戦するタイプを選び、そのタイプのポケモンが3匹までいるチームを選択します。レンタルチームのポケモンは使えません。
しばり組手の特徴
- 通常、挑戦中は、対戦が終わってもポケモンは回復せず、消費した道具も復活しません。ポケモンのHP・PP・状態異常・道具の消費状態はそのまま次の試合に引き継がれます。
- 1回の挑戦中に2回までポケモンを回復できます。このとき、消費した道具も復活します。
- トリックなどで道具を手放した場合や、はたきおとすなど技の効果で道具を失った場合、次の試合には自分の道具として復活します。
- こちらはダイマックスが使えますが、相手がダイマックスを使うことはありません。
- 相手が出してくるポケモンの技構成と持ち物は決まっています。ただし特性は挑戦のたびに、ランダムで変わります。
- 敗北するか、「やめる」を選択すると、挑戦は終了です。途中セーブはできません。
基本ルール
基本的には、ランクバトルと同じルールです。
- シングルバトルで、使うポケモンのレベルは50に固定されます。
- 同じ種類のポケモンは2匹以上使えません。
- 同じ道具を2匹以上持たせることはできません。
- バッグ内の道具は使用できません。
- 戦闘に勝っても経験値は入手できません。
- 挑戦が終了すると、消費した持ち物は復活します。
- 何回でも挑戦できます。
報酬
1勝ごとに3BPが手に入り、連勝数が5の倍数になると20BPがもらえます。また、各タイプで初めて5連勝をすると、30BPが手に入ります。
全てのタイプで5連勝を達成すると、ザ・マスタードのTシャツが手に入ります。(着せ替えアイテム)
パーティ紹介
エースバーン(キョダイ)
性格:ようき(素早さ↑特攻↓)
特性:リベロ
努力値:B6 A252 S252
持ち物:かいがらのすず
技:フレアドライブ、きしかいせい、とんぼがえり、しねんのずつき
特性リベロにより、すべての技をタイプ一致で使えます。先発でダイマックスして、攻撃を受ける前に相手を倒す狙いです。しばり組手の相手で素早さで負けているのは、アギルダーとカマスジョーぐらいだと思います。
技
キョダイマックス技、キョダイカキュウは元の技の威力によらず威力160となるので、PPの多いフレアドライブを採用しています。
きしかいせいはダイナックル時に威力100となるので、とびひざげりより優先して入れています。
とんぼがえりはスターミー用、しねんのずつきはドヒドイデ用です。
とびはねる、ふいうち、かえんボールはどれも強力ですが、PPが5しかないため、回復ができないしばり組手のルールには不向きと判断し、外しています。
全て、PPは最大まで増やしてあります。
特性
使う技と同じタイプに、自身のタイプが変化します。タイプを限定されるしばり組手において、複数のタイプを一致で使える強力な特性です。
持ち物
相手に与えたダメージの1/8を回復する、かいがらのすず。
自身のHPの最大の1/16回復するたべのこしより回復量が多く、戦闘後に回復の無いこの形式でとても役に立ちます。
戦い方
先発でダイマックスし、抜群を取れる相手であれば、ダイナックルで攻撃を上げて、後続の敵に備えます。ダイサイコでサイコフィールドを展開するのも有効です。
あとはPPの減りが偏らないように、撃ち分けていきます。相手はダイマックスしてこないので、これでほとんどの敵は倒せます。HPが満タンじゃないと、パルシェンやドサイドン、カマスジョー、ギャラドスと戦うのが難しくなるので、なるべくHPは多めに保っておきます。
ミロカロスやギャラドスはねっとうを覚えているので、やけど対策に、1発目の攻撃はキョダイカキュウがいいですね。
ブースター
性格:なまいき(特防↑素早さ↓)
特性:もらいび
努力値:H252 D252 B6
持ち物:たべのこし
技:ねがいごと、あくび、まもる、バトンタッチ
回復要員として入れています。後攻でバトンタッチを使えるように、素早さに下降補正のかかる、のんきな性格にしています。
技
エースバーンの体力が減ってきたら、ねがいごとで回復を狙います。また、苦手なポケモンが出てきたときに、あくびで眠らせることもできます。
ねがいごとだけ、PPを16まで増やしました。
特性
炎技を無効にできる、もらいび。リベロでタイプが変わったエースバーンに対してほのお技を撃ってくる相手もいるので、交代で出せば発動機会はあります。
持ち物
何回も相手の攻撃を受けることになるので、回復用にたべのこしを持たせました。まもるを併用すればそこそこ回復量を稼ぐこともできます。
戦い方
フェアリータイプや、特殊技しかない相手に対して繰り出し、ねがいごとで味方の回復を狙います。あくび→ねがいごと→交代とすることで、安全に味方を交代することができます。
キュワワー、ムーランド、ウルガモスあたりは、回復チャンスです。
ウインディ
性格:ずぶとい(防御↑攻撃↓)
特性:いかく
努力値:H252 B252 S6
持ち物:オボンのみ
技:おにび、あさのひざし、ほのおのうず、バークアウト
特殊受けのブースターに対し、こちらは物理受け。おにびやバークアウトで相手の能力を下げ、体勢を立て直す役割です。
技
やけどにして攻撃を下げられるおにび、自力で回復できるあさのひざし、毎ターンダメージを与えられるほのおのうず、相手の特攻を下げられるバークアウト。
あさのひざしだけ、PPを8まで増やしました。
特性
相手の攻撃を下げる、いかくです。
持ち物
おにびを当ててからの回復が間に合うように、オボンのみ。このルールでは持ち物は復活しませんが、ウインディに出番が回ってくるのは相当ピンチの時なので、次(対戦後)で回復しても構わないと思います。
戦い方
体力が減った状態で、エースバーンの苦手なカマスジョー、セキタンザンなどと対面してしまった場合、ブースターを挟んでからウインディに交代します。
あとはおにびとほのおのうずで相手を削りつつ、あさのひざしで回復し、倒します。
苦戦した相手
ナマコブシ(レッドカード)
カウンターを使ってくるため、エースバーンの攻撃で倒しきれない場合、大ダメージを受けてしまいます。技構成は、どくどく、カウンター、うらみ、ミラーコート。
じこさいせいは覚えていないので、ウインディのおにびやほのおのうずでHPを減らしてからエースバーンでとどめをさします。
セキタンザン(チイラのみ)
こちらから一撃で倒すことが難しく、チイラのみで攻撃を上げてきます。
攻撃技はヒートスタンプとロックブラストの2つだけなので、ダイマックス状態なら余裕をもって耐えられます。残りの技は、タールショットとこらえるです。
ドサイドン(じゃくてんほけん)
セキタンザンと同じく高耐久のいわタイプで、じゃくてんほけんを持っています。
技構成はがんせきほう、ヒートスタンプ、すなあらし、ワイドブレイカーなので、かくとうタイプに変化したダイマックスエースバーンなら耐えられます。
パルシェン(かいがらのすず)
ダイナックルでも一撃で倒せず、からをやぶるで能力を上げてきます。
HP満タンのエースバーンならからをやぶる後の攻撃でも耐えられます(かくとうタイプに変化している場合)。他の技は、つららばり、ロックブラスト、シェルブレード。
ポリゴン2(しんかのきせき)
テクスチャー2、トリックルーム、トライアタック、サイコキネシスを覚えています。
ウインディでおにびを当てれば、ブースターで回復が間に合います。
ヌオー(たべのこし)
じしん、アクアテール、グロウパンチ、あくびを覚えている物理型のヌオー。
ウインディなら比較的安全に受けられますが、あくびに注意。
ゾロアーク(だっしゅつボタン)
相手のポケモンがわからない状態で、特性イリュージョンで他のポケモンに化けて出てくるため、警戒のしようがありません。
技構成はナイトバースト、かえんほうしゃ、イカサマ、とんぼがえり。
状態異常
レアコイルのでんじは、ギャラドス、ミロカロスのねっとうには注意が必要です。回復せざるを得なくなってしまうので、これらの技を受ける前に倒す必要があります。
むしろどく状態になっていたほうが、他の状態異常を防げるため、メリットがあるかもしれません。
おわりに
ほとんどのポケモンはキョダイマックスエースバーンで倒せるので、不利なポケモンをどう対処するかに重点を置いたパーティになりました。
また、HPとPPの管理が難しく、2回しかない回復をどこで使うかが重要でした。かいがらのすずがこれほど役に立つ道具だったとは…。
なかなか難しい挑戦でしたが、炎ポケモン好きとして、50連勝を達成できてうれしく思います。