ポケモンバトルでは、天気を利用した戦い方がいくつか存在します。
今回は、あめを利用したパーティ、通称「雨パ」の対策をまとめました。
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雨の概要
雨の発生方法
天気雨は、技あまごいを使うことで発生します。
しかし現環境では、この技を使って雨になることは稀で、特性あめふらしや、技ダイストリームによって起こる場合がほとんどです。
雨状態の主な効果
- 5ターンの間続き、水タイプの技の威力を1.5倍にし、炎タイプの技の威力を0.5倍にします。
- かみなり、ぼうふうが必中になります。
その他の天気について、くわしくはこちら
雨に関するポケモンと特性
雨の起動要員
ペリッパー
登場時に天気を雨にする、特性あめふらしのポケモンです。
雨時に威力の増す水技と、必中になるぼうふうを使うことができ、自身でも雨の大きな恩恵を受けて戦えるポケモンです。交代技のとんぼがえりも習得できます。
持ち物の候補も多く、こだわりスカーフ、きあいのタスキ、とつげきチョッキなど様々です。
2020年4月時点で、ソード・シールドで使える特性あめふらしのポケモンはペリッパー系統のみです。
種族値は、60-50-100-95-70-65
(HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ)
雨に関係のある特性
あめうけざら
雨の時、毎ターン、最大HPの1/16回復します。
耐久型のカメックスやルンパッパの場合に、採用されることがあります。
この特性のポケモン:カメックス、ルンパッパなど
うるおいボディ
雨の時、ターン終了時に状態異常が回復します。
ねむるを使ったターンの終了時に即起きるという戦術があります。
この特性のポケモン:ラプラス、シャワーズなど
かんそうはだ
炎技で受けるダメージが1.25倍になり、水技を受けると、水技を無効化して最大HPの1/4回復します。雨の時は、毎ターン、最大HPの1/8回復しますが、晴れの時は、毎ターン、最大HPの1/8ダメージを受けます。
この特性のポケモン:ドクロッグ、エレザード
すいすい
雨の時、素早さが2倍になります。
自力でダイストリームを使って雨にすることができ、水技の威力上昇と素早さアップを同時に行うことが可能です。
この特性のポケモン:カジリガメ、ガマゲロゲ、ルンパッパ、カマスジョーなど
雨パーティの強さ
雨パーティの強さをまとめると、次のことが挙げられます。
- 水タイプ技の威力上昇と炎タイプ技の威力半減
- 必中になるかみなり、ぼうふう
- すいすい発動からの全抜きが狙える
雨パーティの対策
対あめふらし
最も有効なのは天気を変えてしまうことです。ソード・シールドでは、ダイマックス技により簡単に天気を変えることができますが、それはお互いに同じ条件なので、タイミングを見極めることが重要です。
すいすいガマゲロゲなど、相手の雨発動がダイストリームのみの場合は、ダイウォールなどでダイマックスターンをしのぎ、こちらのダイバーンやダイロック、ダイアイスで天気を奪うのが効果的です。
また、特性よびみずのトリトドンであれば、主力の水技を無効化できるので、有利に戦えます。
あめふらし要員のペリッパーには電気技が4倍弱点なので、ロトムなどの電気タイプのポケモンであれば、ほぼ一撃で倒すことができます。こだわりスカーフやきあいのタスキには注意。
対ガマゲロゲ、カジリガメ
ガマゲロゲやカジリガメに対しては、ひでりキュウコンを死に出しするのが効果的です。
すでに天気が雨になっている場合でも天気を奪うことができ、どちらも草タイプが4倍弱点のため、ソーラービームで大ダメージを与えられます。
元の素早さで勝っているため、先にダイストリームを撃たれることもありません。
対ルンパッパ
独自のタイプを持ったルンパッパですが、水タイプにも抜群の氷技フリーズドライであれば、4倍ダメージを与えられます。
高い耐久力を持ちフリーズドライを覚える、ラプラスが最有力でしょうか。とつげきチョッキを持てば、ダイマックスルンパッパの草技も一発は耐えられます。
ラプラスなら水タイプを1/4で受けられ、カジリガメやガマゲロゲにもフリーズドライが4倍で通ります。
対カマスジョー
カマスジョーは攻撃と素早さが高く、よほど耐久力のあるポケモンでないと、攻撃を耐えることは難しいです。
反面、耐久力は低いため、きあいのタスキや特性がんじょうなどで一撃耐えることができれば、反撃で大ダメージを与えられます。
対雨パとしてはナットレイも有力ですが、カマスジョーはインファイトを習得するため、100%の対策とまでは言えません。
おまけ 炎統一での雨パ対策
私は普段、炎統一で対戦していますが、雨パは砂パと並んで苦手にしているパーティの1つです。こだわりスカーフ持ちのペリッパーに3タテされることもありました。それでもなんとか戦えるように、雨パーティへの対策を紹介します。
対ペリッパー
こだわりスカーフ持ちのヒートロトムであれば、相手がスカーフの場合でも、素早さでペリッパーの上を取って、電気技で一撃で倒すことができます。
対ガマゲロゲ、カジリガメ、カマスジョー
ガマゲロゲやカジリガメに対しては、上にも書いたように、ひでりキュウコンが有効です。
カマスジョーに対しては、キュウコンがダイマックスすれば、カマスジョーの攻撃を1発耐えてからの反撃のダイソウゲンで倒せます。
他には、雨状態でなければリザードンのダイソウゲンなどでも倒すことができます。
対ルンパッパ
雨状態でなければ、攻撃特化マルヤクデのダイワーム(きゅうけつ)で、無振りダイマックスルンパッパを乱数1発(96.7~114.1%)です。
雨状態からなら、キュウコンで晴れにしてからおきみやげで退場し、サンパワーリザードンのダイジェット(ぼうふう)で、無振りダイマックスルンパッパを確定1発です。
ちなみに、雨にされた場合、素早さ1段階上昇のリザードン(実数値250)は、すいすい時の最速ルンパッパ(実数値272)には素早さで勝てません。準速なら勝てますが…。
また、すいすい時の準速ガマゲロゲや準速カジリガメ(実数値252)にも抜かれています。